小鹿野町(おがのまち)は、埼玉県の北西部に位置し、秩父盆地の西側に市街地を形成しています。小鹿野町の歴史は古く、約1000年以上前の平安時代中期に編さんされた「和名抄」に記されている「巨香郷こ(お)かのごう」が小鹿野の始まりといわれています。 町制施行も県内では川越に次いで古く、中心部の小鹿野地区は県内でもいち早く教育・交通・産業の振興など各分野で近代化が進められ、西秩父地域の中心地として発展してきました。当時の繁栄を物語る資料として、小鹿野春まつりで曳廻される屋台・笠鉾などがあります。小鹿野町には、鉄道路線がないため、公共交通機関を利用する場合には、鉄道のある秩父市からバスの利用となります。 公共交通機関などの交通網が発達しなかったことで、開発が進まなかったおかげで小鹿野には豊かな自然が残りました。日本百名山の両神山、日本の滝百選の丸神の滝、平成の名水百選の毘沙門水、日本の地質百選のよう