21歳の自閉症の息子をもつ母親が、匿名で英紙に寄稿した。身体的にも性的にも青年になった息子だが、社会的スキルがないために女性との関係を築くのが困難な状況だ。そこで母は決意した。息子のセクシュアリティを健全に導くために、彼の童貞を奪ってくれるセックスワーカーを探すことを──。 3歳で自閉症と診断された 子育ては紆余曲折に満ちているが、病院で生まれたばかりの息子の瞳を見つめていた21年前、まさかのちにこの子の童貞を奪ってもらう女性を探すことになるとは夢にも思っていなかった。 だが今年初め、私はまさにそうしていた。セックスワーカーのサイトを渡り歩いて、息子にふさわしい若い女性を探していたのだ。 息子の視線が遠くにあることに気づいたのは、産科病棟から退院してほどなくだった。そして3歳の誕生日を迎えた数日後、自閉症と診断された。 高校を卒業した息子は今、車の運転と公共交通機関の使い方を学んでいる。し
![「自閉症の息子のためにセックスワーカーを雇ったのは、母親である私です」 | 彼に自信を与えてくれたアンナに感謝したい](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/872563501c95aae2200a9d3f5b2ca5b9dd6def02/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2022%2F08%2F22204120%2FGettyImages-1150967285-e1661136125728-1600x900.jpg)