はい、じゃあ今から面白い話をします。原稿用紙2枚くらいに収まるよう努力するので、とりあえず頼むので読んで下さい。 これは僕が四歳か五歳くらいの頃の話だったと思うんですけど、僕は初孫で小さい頃はそれはもう祖父母にかわいがられてたらしいんですけど、ある時、僕の両親はいなかったのかな、ばあちゃんもいたか記憶が怪しいんですけど。少なくともじいちゃんはいた。じいちゃんと何かしらの動物園か、それに類したイベントに連れてってもらったんですよ。そこで、ゾウに乗れる体験コーナーみたいなのをやっていて、僕はけっこうビビリな子供だったので嫌がったんですけど、おじいちゃんはそういう腰が引けてる僕をからかい半分で連れ出すのが好きな人だったので、結局ゾウに乗ることになって。時代なのかな、今じゃそんなん危なくて絶対無理なんだろうけど、鞍も何もついてない背中に直接またがるのね。櫓の上から。それで、僕が前でおじいちゃんが後