沖縄県の仲井真弘多知事は21日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先として政府が名護市辺野古に回帰していることについて記者会見で「正直とても、だめだと思いますよ。まだまだ県外、国外(移設)という欲求が盛り上がっているところで、舞い戻る案がいまの県内で受け入れられる状況にはない」と述べた。仲井真氏はこれまで「県内移設は困難」としてきたが、初めて現状では受け入れられないとの見解を明確に示した。 仲井真氏は、4月25日の県内移設に反対する県民大会や稲嶺進名護市長の反対姿勢を踏まえ、「『県内やむなし』と言っていた私であっても、県民の気持ちを忖度(そんたく)すれば、やむなし、というのはむしろ厳しくなっている」と語った。こうした考えを23日に沖縄で会談する鳩山由紀夫首相にも直接伝える意向を表明。日米両政府で辺野古移設を明記する共同声明を検討していることには「きちっとした協議の形態を沖縄県とはとってい
鳩山由紀夫首相は19日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の代替施設を埋め立て方式で建設することを「自然への冒涜(ぼうとく)」とした自らの発言について、「埋め立てをむやみに行うことに対し、そう発言をした」と述べた。 政府が提案した杭(くい)打ち桟橋方式による滑走路建設を米側が拒否したのを踏まえ、「むやみに」という言葉を加えることにより、埋め立ての余地を残す意図があるとみられる。首相官邸で記者団に答えた。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、日米両政府が5月末の発表を検討している合意文書をめぐり、鳩山由紀夫首相が移設先を沖縄県名護市の「辺野古周辺」と特定することに強い難色を示し、調整が難航している。県内移設に反対する社民党に配慮しているとみられ、首相は「沖縄本島東海岸」など曖昧(あいまい)な表記にとどめるよう求めているという。 しかし、政府が最終決着を最大半年後に先送りする方針を固めたことを受け、米側は方針が今後後退しないように合意文書に移設先の明記を強く要求。曖昧な表記での合意文書には応じない公算が大きい。 日米両政府は20、21両日、外務・防衛当局の実務者協議で合意文書を検討。移設先に関し依然隔たりがあるため、予定した今月28日に「首相発言」の形での方針表明は困難な情勢だ。首相は20日、民主党幹部に対し、31日に記者会見を開くことを検討していると打ち明けたという。
政府は20日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、28日にも発表する日米両政府の外務・防衛担当4閣僚(2プラス2)による共同声明に、10~15年後に代替施設の必要性を含めて合意を見直すとの規定を盛り込む方向で調整に入った。 声明では移設先を米軍キャンプ・シュワブがある「名護市辺野古周辺」とする方針で、「結局は県内移設」との反発に対し、「沖縄に基地を固定化させない」との姿勢をアピールする狙いがある。声明と併せて鳩山由紀夫首相が記者会見などの形で発表することを検討している政府の対処方針にも、同様の規定を明記する。 国民新党は代替施設の使用期限を15年とするよう提案している。自民党政権下で県内移設を受け入れた沖縄県の稲嶺恵一前知事も「15年の使用期限」を条件としていた。ただ米側は軍事基地に使用期限を設けることに否定的なため、安全保障環境の変化などを踏まえた合意全体の見直し規定とす
32万頭以上の殺処分が決まった宮崎県の口蹄(こうてい)疫被害は、政府の危機意識の薄さを改めて浮き彫りにした。先月20日の感染発覚後に政府が迅速に対応すれば農家の被害も、地元関係者の労苦も、国の財政支出も、比較にならないほどわずかで済んだ可能性が大きい。政府は何を見誤ったのか。その迷走を追った。 「当面やるべきことはすべてやる。迅速にやるということであります」 鳩山由紀夫首相は19日夜、政府の口蹄疫対策についてこう胸を張った。 だが、財政面での支援については赤松広隆農水相が今月10日に宮崎県入りした際、すでに「全額所得補償」を約束していた。 最終的に全頭買い上げこそ見送られたが、畜産農家の支援策として殺処分への補填だけでなく、「経営再開支援金」や見舞金などの交付金も加わった。財政支出は300億〜400億円に膨らむ見通しだ。 どうやら政府は、対策の力点を畜産農家への「補償」ばかりに置き、地元が
米軍普天間飛行場移設問題は結局、2006年の日米合意に基づく元の計画に大筋戻る方向となった。 日本の安全保障の観点よりも、「自民党政権時代の否定」に固執し続けたあげく、最終的には米軍の抑止力維持や技術面での条件を満たす現行計画に戻るしかなかった。だが、沖縄県民の反基地感情は再燃しており、地元が容易に受け入れるかどうかは不透明だ。鳩山政権の場当たり的対応が招いた代償は大きい。 ◆悪い情報ばかり◆ 「悪い情報ばかり入ってくる」。政府筋は18日、日米間の外務、防衛当局による実務者協議の現状に、弱音を吐いた。17、18の両日は課長級が開かれ、20日には審議官級の大詰めの日米協議が予定されている。 社民党や、移設先に挙がる地元自治体の反発が強まる中、政府は米側との交渉を優先させる道を選んだ。沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部とする現行計画に近づく代わりに、杭(くい)打ち桟橋方式を打ち出
鳩山首相は18日午前、宮崎県内で口蹄疫(こうていえき)の被害が拡大していることに関し、政府や宮崎県の対応に一定の問題があったとの認識を示した。 首相公邸前で記者団が「政府、県の対応に問題はなかったか」と質問したのに対し、「一定の部分はあると思う」と答えた。 首相は、「感染経路その他を十分に把握することは難しい病気だが、一番大事なことは、政府として万全を期し、これ以上感染を決して広げないことだ」と述べ、感染の拡大防止に全力を注ぐ考えを強調した。 畜産農家に対する経済的支援について、「農家の方々に、経営のことはしっかり政府がやるという思いを理解をしてもらう」と述べた。
鳩山首相「政府対応に問題あった」=被害農家支援に万全期す 鳩山首相「政府対応に問題あった」=被害農家支援に万全期す 鳩山由紀夫首相は18日朝、宮崎県で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫被害が拡大していることに関し、政府の対応が不十分だったとの認識を示した。首相公邸前で記者団が「政府、県の対応に問題はなかったか」と質問したのに対し、「一定の部分はあると思う」と答えた。 首相は口蹄疫被害に関し「感染経路その他を十分に把握することが難しい病気であるだけに、また生き物を扱う対策だから、非常に難しい」と述べ、対策の困難さを指摘。その上で「一番大事なことは政府として万全を期して、これ以上感染を広げない(ことだ)」と語り、感染拡大防止に全力を挙げる考えを改めて表明した。 さらに「農家の方々に、大丈夫だ、経営のことはしっかり政府がやるからという思いを理解してもらう」と述べ、被害農家の生活支援にも万全を期す
口蹄(こうてい)疫の被害が拡大していることを受けて政府は17日、これまで「対策の遅れはない」(平野博文官房長官)と言い張ってきた姿勢を事実上修正し、ようやく鳩山由紀夫首相直轄の対策本部を設置した。感染経路解明の難しさや被害拡大が予想を上回る早さだったとはいえ、遅きに失した感は否めない。鳩山政権にとっては、米軍普天間飛行場移設問題に続く「失政」となる懸念も出ている。(酒井充) 首相は今回、赤松広隆農水相がトップの同省対策本部では対応できない事態と判断し、自ら指揮を執る選択をした。背景には、被害拡大の中、現地からの悲鳴をよそに外遊や政治活動を優先した赤松氏への批判の高まりもあるとみられる。 赤松氏は4月20日に感染が確認されていたにもかかわらず、30日から9日間、中南米を訪問した。この間、殺処分対象の牛と豚は4369頭から一気に14倍以上の6万2426頭に跳ね上がった。しかし、5月8日に帰国し
東京のとある大学で四年生をしている者ですが、すこしショッキングな出来事がありました。 学内で私は政治経済学部に在籍しており、どちらかというと経済より政治畑の老教授のゼミに在籍しております。 第一志望のゼミに落ちて拾って貰ったのですが、内容は充実しており、私はそれなりに満足していました。 話は遡って2009年11月のこと。 ゼミでの講義に一段落がつき、なんとなく緩んだ雰囲気になり ゼミ内のとある男子学生が、老教授にこんな話を振りました。 「先生、新しい内閣ってどんなもんですか?」 言うまでもなく、当時麻生さんから政権交代したばかりの鳩山内閣のことです。 学術的にまじめな返答を期待してでのものでなく、談笑の一部分として振られたものでしたが、 老教授はいつもは全くといっていいほど、時事関連の講談をしてくれないので、私は大きな関心を持って聞き耳を立てていました。 「麻生サンはねぇ……言っちゃなんだ
内閣支持続落、19%=普天間で49%「首相退陣を」−時事世論調査 内閣支持続落、19%=普天間で49%「首相退陣を」−時事世論調査 時事通信社が7〜10日に実施した5月の世論調査によると、鳩山内閣の支持率は前月比4.6ポイント減の19.1%となり、昨年9月の政権発足以来初めて2割を切った。不支持率は同7.6ポイント増の64.1%。沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で鳩山由紀夫首相が掲げた「5月末決着」が事実上不可能な情勢となり、首相の資質や指導力不足を問う声が強まっていることなどが要因とみられる。 支持率が1割台となったのは、麻生内閣退陣直前の昨年9月の調査以来。普天間問題が月内に決着しなかった場合の首相の進退については、「責任を取って辞任すべきだ」と答えた人が49.2%で、「辞任する必要はない」の42.0%を上回った。 調査は、全国の成人男女2000人を対象に個別面接方式で実施。回収率
■5/12放送「アンカー」青山繁晴の“ニュースDEズバリ” 甘過ぎる対応?口てい疫に中国海軍進出…鳩山政権の危機管理を青山ズバリ 新聞やテレビであまり突っ込んだ報道がされていない口蹄疫について、青山さんが涙と怒りの解説。 他に中国海軍の動き、北方領土問題で鈴木宗男の暗躍など、鳩山政権の危機管理の杜撰さを次々と批判。GJ!(≧∇≦) 2週間ぶりの放送ってこともあるのでしょうが、とにかく盛り沢山でした。 コーナー前に、普天間基地移設問題のニュースと青山さんの解説がありましたので、まずこの部分を要旨のみ記述、続けてコーナー本編は完全起こしでお送りいたします。 コーナー本編は間投詞(「あの」「その」など)や言い直しもできるだけ再現しました。但し、細かい相づちなどは支障のない範囲でカットしています。 画像はYouTubeで拾ったビデオからキャプチャさせていただきました。 ※私の使っているMacOS9
鳩山由紀夫首相は13日朝、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し「5月末の期限をつくったので、国民との約束の中でできる限りのことはするが、すべて果たされるかどうかもあり、6月以降も詰める必要があるところがあれば努力する」と述べた。自ら公言してきた「5月末決着」は困難との見方を表明すると同時に、6月以降も首相として自ら交渉を継続する意思を初めて示した。首相公邸前で記者団に語った。 首相は地元自治体、連立与党、米国の同意を得た上で5月末までに決着させるとしてきた。政府は既に5月末決着を断念しているが、首相自ら認めた。 平野博文官房長官が12日夜、鹿児島県徳之島町の町議と会談し、基地機能の一部移転への協力を求めたことについて、首相は「大変厳しいという話はうかがった。ただ、意見をうかがうのは大変大事で、これからも続けていく必要があるし、政府の考え方に理解を深めてもらえるよう努力したい」
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