【ニューヨーク=小林弘平】鳩山首相は23日昼(日本時間24日未明)、ニューヨーク市内のホテルでロシアのメドベージェフ大統領と初めて会談した。 北方領土問題について、両首脳は精力的に解決に向けて取り組むことで一致した。また、ロシア側の求めで、外相レベルで定期的な日露協議を行うことで一致。さらに、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、次回の首脳会談を行うことで合意した。 会談はロシア側の要請で行われた。メドベージェフ大統領は冒頭、「鳩山首相になられて、日露関係の全面強化の大きな期待がロシア国内で高まっている」と祝意を表明した。 北方領土問題について、首相は「自分の祖父の鳩山一郎が1956年にロシア(旧ソ連)を訪問した際には、平和条約を締結できなかった。我々の世代で最終的に解決し、平和条約が締結されるように大統領のリーダーシップに期待したい」と述べた。 大統領は「平和条約交渉を