警察庁は、4月1日付で、“東日本大震災にかかわる”という件でネット上に書き込まれた内容のうち7件に削除依頼を行っていた。「デマの削除依頼」がどんな意味を持つかについてジャーナリストの上杉隆氏が解説する。 * * * もちろん、ネットのデマにより、誤った情報が広まることは問題ではある。しかし、私の(ツイッターの)つぶやきのように、ネット上の誤りはツイッターなどによって、すぐに訂正されやすい。むしろ怖いのは、そうした傾向を無視して言論を封殺しようとする政府の方だ。 そもそも、デマを取り締まる側の政府は、果たして本当の情報を出してきたといえるのか。私は福島第一原発の事故発生当初から、「炉心溶融=メルトダウン」の可能性を再三、政府や東電に問いただしてきた。だが、枝野幸男・官房長官はいまだにメルトダウンを認めず、それどころか原子力安全・保安院は、炉心が損傷し燃料棒が溶融する事態を認めながら、溶けた燃
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