沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)に来年秋、新型輸送ヘリMV22(オスプレイ)を配備する米軍の計画を受け入れる考えを、菅政権が沖縄県に伝えたことが分かった。政権内部ですでに容認方針を固めていたが、配備先の沖縄に通知することで正式に認めた形だ。 北沢俊美防衛相が7日に沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談して伝えた。政府関係者によると、報道陣に全面公開された会談に先立ち、2人は約10分間、非公式に会談。北沢氏はこの場で、普天間飛行場に配備されている中型ヘリCH46の後継機としてオスプレイの配備計画が米軍側にあることを取り上げ、「日本政府として公式に認める」と伝えたという。 歴代政権は「現時点で米国政府から沖縄配備の正式な通報はない」と繰り返してきた。だが、米軍の配備計画の開始時期が来年秋に迫っていることもあり、北沢氏は4月28日に菅直人首相、枝野幸男官房長官、松本剛明外相らとの協議で方針転換を確