大阪市交通局は3日、市営地下鉄四つ橋線本町駅の男性助役(54)が、全面禁煙の駅構内で喫煙して火災報知機が作動し、列車に遅れが生じたと発表した。 同局は2月に発生した御堂筋線梅田駅での火災を受け、各駅に禁煙の徹底を強く求めていた。橋下徹大阪市長は、助役を厳しく処分する方針を明らかにした。 同局によると、3日午前7時45分頃、駅長室の自動火災報知機が作動。駅職員が同室内の休憩室を確認したところ、助役が喫煙していたという。一部の電車を止め、火災でないことを確認後、運転を再開。4本に最大1分の遅れが生じ、約1000人に影響した。 助役は勤続36年。交通局の調べに、「室内で朝食を取った後、つい吸ってしまった」と説明したという。 交通局は、折り返し運行を待って停車中の長堀鶴見緑地線の車両内で、運転士がたばこを吸っていたことが明らかになったことから、2月10日、地下鉄の駅構内を全面禁煙にすると各駅に通知