村木さんへの賠償 国が認める 10月17日 11時27分 無罪が確定した厚生労働省の元局長の村木厚子さんが大阪地検特捜部の捜査を巡って国などに損害賠償を求めている裁判で、国側は17日、捜査が不当だったことを認め、3700万円余りを支払う方針を示しました。 厚生労働省の局長だった村木厚子さんは、無罪を示す証拠があったのに大阪地検特捜部が不当に捜査を進めたと主張して、国や当時の特捜部長らに3770万円余りの賠償を求めています。17日、東京地方裁判所で開かれた4回目の裁判で、国側は「検事が重要な証拠を改ざんした特殊性を考慮する」として、捜査が不当だったことを認め、3770万円余りを全額支払う方針を示しました。無罪が確定した事件を巡る裁判で国が請求を認めるのは異例で、村木さんの代理人を務める弘中惇一郎弁護士は「裁判の中で真相を解明したいと思っていたのに、4000万円近くの税金をポンと払うことで一切