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healthに関するasuma-kenのブックマーク (4)

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(6)

    放射線は目に見えない.でも火山の噴火では煙は見える。だから、福島原発からの放射線物質がどのように動くかを考える時に大変参考になる. 幸い、最近、噴火した鹿児島の新燃岳の噴火と灰の衛星写真があるので、まずはそれを参考にしたい。 この写真の左側で白い煙が出ているところが新燃岳であり、下に鹿児島湾、写真の中心が宮崎の海岸と日向灘だ。 噴火の煙は「四方八方」に行くのではなく、風に流されて一方向に進む.このことが放射線でも重要だ。放射線物質はこの煙と同じように動く. 気象予報にコンピュータが使えるようになって久しい。下の図は新燃岳からの噴煙がどのように流れるかを計算したものである。 現実の状態より少し拡がっているが、それでもだいたいの傾向が分かる.新燃岳の噴煙の流れも大切だが、今回の福島原発からの放射線物質の行方とどこに居る人たちがどのぐらい被爆するかを知ることはさらに重要だ. 一刻も早く計算結果を

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(20) NHKの矛盾を役立てる

    政府は2万人を超す死者行方不明者を出した東北関東大震災の復旧に全力を注ぐなければならない時期なのに、福島原発のことで振り回されていると報道されている。 NHKも多くの時間を使って福島原発の状況を報道しつづけている。 なぜ政府は、福島原発対策に振り回され、NHKはなぜ福島原発の放送を続けているのだろうか。 それは「大事件」だからである。 しかし、政府もNHKも「漏れた放射線は大したことはない」、「放射性物質で汚染された野菜や牛乳も健康に影響がない」、「原発は沈静化に向かっている」と言っている。 「大変なことである」と言いつつ、「何もしなくても安全だ」と言っているのだから、不信感が募るばかりだ。 ・・・・・・・・・ ところでわたくしたちは、時として目の前で起こっている事の質をなかなか見抜くことができない。 今度の場合、もしも福島原発の状態が簡単なもので、しかも住民の被害がないのなら、もとも

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(18) ほうれん草は食べられるか?

    茨城県は2011年3月18日に福島県境に近い高萩市で採れたホウレンソウから、国が示した規制値の1キロあたり2000ベクレルの約7.5倍にあたる1万5020ベクレルのヨウ素131を検出したと発表した。 福島第一原発から約100キロ離れたところ絵ある.また同時に規制値を超す放射性セシウムも検出されたと報道された。 これに対して枝野官房長官は、 「被曝量は胸部CTスキャン1回分の5分の1程度である」とし、「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」と強調した。 官房長官は放射線の人体に対する影響の素人であるから、この後ろに専門家がいる. 千葉市の放射線医学総合研究所の環境放射線影響研究の専門家は 「このホウレンソウの数値を人体への影響を示す単位である「シーベルト」に換算した場合、0・24ミリシーベルトになる。 人体に影響があるのは一度に100ミリシーベルトを受けたときとされており、小鉢1人前のホウ

  • 武田邦彦 (中部大学): 原発 緊急情報(27)  大変だけれど・・すべては理屈通り

    今は大変なときだけれど、福島原発と放射線汚染のことは「理屈通り」に進んでいます。 メールをいただいた方の疑問の多くは、報道もあって「理解できない」と感じている人がおられますので、ここでは「放射線汚染は理屈通りに進んでいるので、それにそって考えると良く理解できる」ということで説明をしたいと思います。 ・・・・・・・・・ 混乱の発端は、20マイクロシーベルトの福島市の汚染を「健康に影響がない」と言ったことに基づいています. すべて「規制値」で考えると判ります. まず、福島市の汚染は「規制値(ここでは妊婦、幼児を基準にします)の40倍」です。(ここでは、これ以後、シーベルトとかベクレムということを止めて、「規制値の何倍」だけで行きます。) 規制値の40倍が「直ちに健康に害がある」かどうかは別にして、規制値の40倍であることは確かです. 福島市が規制値の40倍の放射線が観測されたということは、そこ

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