【デンバー】米コロラド州が全米で初めて嗜好(しこう)用大麻を解禁する前、その支持者たちは合法化によってかなりの税収が見込めるとし、一方で反対派は劇的な社会的結果をもたらす恐れがあると警告していた。 21歳以上の人への大麻販売を始めてから1年少し立ったが、どちらの見通しも完全には当たらなかったことが分かった。大麻はこれまでのところ、多くの人が予想したような利益も害悪ももたらしていない。その合法化を検討している他の州にとって教訓となるかもしれない。 ヒッケンルーパー・コロラド州知事のオフィスは昨年2月、嗜好用大麻の税収入は同年7月からの会計年度に1億ドル(118億円)近くになると予想していた。しかし、25%という高い税率もあって、販売は予想通りではない。専門家は、この税金があるため、ユーザーはより安い医療用大麻に向かっていると指摘した。 州のエコノミストは12月22日、嗜好用販売での税収