業界紙「新文化」の08年7月31日付け速報記事「洋販が破産手続き開始の申立て、洋販ブックサービスはブックオフ支援で民事再生へ」によれば、「洋販(日本洋書販売株式会社)が資金繰りの悪化により今日付で破産手続き開始の申立てをしたこと、これに伴い洋販ブックサービスは東京地裁に民事再生開始の申立てを行い、同日付で弁済禁止の保全処分及び監督命令の発令を受けた」そうです。 洋販ブックサービス傘下には、青山ブックセンターや流水書房があります。記事には「洋販ブックサービスが、「お詫びとお知らせ」(民事再生手続開始申立について)と題した文書を出版社など債権者に送付」とありますが、直取引が多少あった弊社にはまだ届いていないし、他社情報でもまだ届いていない会社があるようです。 さらに記事によれば、「民事再生にあたっては現在、ブックオフコーポレーションがスポンサーとして支援する意向を示しているという。債権者説明会
追記:洋販システムサービスなる壮大な誤字を訂正orz 洋販が自己破産しました。お疲れ様でした。グループ会社の洋販ブックサービスは民事再生法を適用し、ブックオフの支援を受けて頑張る模様です。 本件、少し整理してみましょう。自己破産直前の状態を図にしてみました。おそらく、あってるはず。 追記:青山ABCって変な記述ですね。画像を直すのが面倒なので、このままでいきます。ご了承下さい。 組織構成は、純粋持ち株会社「インターカルチュアルグループ」の傘下に、洋書卸売り業「日本洋書販売」と、書店事業「洋販ブックサービス」がいる体制でした。また、本の流れは、洋書を洋販から、それ以外を大阪屋から仕入れていたみたいです。 このような状況下で洋販ブックサービスを支援すると、ブックオフは2つ美味しいものが手に入れる事ができます。それが「都市型」「駅前型」店舗のノウハウと、取次との繋がりです。 1.「都市型」「駅前
YOHANに対する銀行の融資がストップ、7月末で破産予定という情報を入手したのは、わずか2日前だった。なすすべがなかった。 賀川氏が去り、ランダムウォークが次々と閉店し、倉庫が移転縮小し、スタッフがどんどん辞め、という状況だったので、ああついに来たか、というのが業界の大方の感想だろう。 今回の事件の影響はかなり大きい。日本の洋書販売は、実は大部分をYOHANに頼っていたからである。洋書で有名な丸善も、かつては自前で洋書を仕入れていた時期もあったが、今ではすっかりYOHANに頼っている現状だ。もちろん影響は丸善だけにとどまらない。洋書取次の最大手が倒産したのだ。下手をすると、日本の書店から洋書が消え、洋書はアマゾンでしか買えない、なんて最悪の事態が発生する可能性だってあったわけだ。幸いなことに日貿や嶋田洋書、UPS、タッシェン、ベイカーなど、洋書の他卸が健在であり、仕入れ先を使い分けることで
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