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ブックマーク / www.pot.co.jp (34)

  • 救いたい! | ポット出版

    10/16(金)に第3回資料保存シンポジウム「資料保存を実践する―事例から学ぶ現場の知恵―」が江戸東京博物館で開催された。 NPO法人共同保存図書館・多摩 理事・事務局長の齊藤誠一さんによる事例報告「共同保存図書館の実現に向けて―多摩から提案する資料保存のしくみ」の中で、驚くべき話があったので、まずは急遽お知らせ。 その内容とは- 10/9(金)に、東京都立中央図書館から都内各自治体の図書館長宛にFAXが送信された。 実際に直接そのFAXに目を通してはいないので詳細は不明ながら、斎藤さんの話から内容をまとめると、概ねこんな感じであった。 ・多摩図書館が所蔵していた多摩地域資料約7万冊と雑誌など併せて、 計約8万冊を処分することにした。 ・引き取りたい館は、10/23(金)までに直接取りにくること。 通達から2週間ということは、図書館の稼働日で言えば約10日間。 引き取る側の負担で取りに行く

  • ゲスト:永江朗 第3回「紙の本の値段、電子書籍の値段」(最終回) | ポット出版

    ●出版社には、書店の利益を確保する義務がある(少なくとも現状では) 沢辺 あと、これまで出なかった再販維持論者の意見として、「再販制がなくなると価格が高騰するからよくない」というのがあるけどどう思う? 永江 筑摩の松田さんとよく言っていたのは、の値段を倍にするだけで、日の出版界が抱えている問題はかなり解決するよね、っていうことで。 の原価率が高すぎるというのと、書店のマージンの絶対額が低すぎる、というのが解決するでしょ。出版点数も絞らざるを得なくなるから、値段を倍にするといいことばかりなんですよ。大洪水もブレーキかかるし、ももっと大事にされるし、書店の余裕も多少出来るだろうし。 値段の高い安いを消費者がそんなに気にしているかというと、『○型の説明書』は中身薄くてぺらぺらで、1000円でしょ? あんなに消費者にとってコストパフォーマンスが悪いはないのに、4タイトルで500万部売れる

    ゲスト:永江朗 第3回「紙の本の値段、電子書籍の値段」(最終回) | ポット出版
  • 今後の新刊には、書影利用自由の表示をします | ポット出版

    ポット出版では、今後の新刊のカバーと目次ページに 「書影としての利用はご自由に。写真(イラスト)だけの利用は問い合わせください。」 と表示します。 時々、図書館などから「広報誌」などでのの紹介のための、書影利用依頼をいただきます。 一方、新聞や雑誌などの「業界内」では、書影利用の許諾はほとんどなくて、「慣例」として、 自由に利用しあっています。 ポット出版は、 デザインに著作権はない→利用は自由で、制限はない 写真・イラストには著作権がある→利用の場合許諾が必要 というように、著作権法を理解してきました。 しかし、の紹介をしていただくのに、いちいち許諾をしていただくのは、 大変申し訳ないと思ってきました。 twitterで、argさんが図書館現場の声をまじえて、改善をつぶやいていたこともあって、 カバーと目次に明記することにしました。 当は、出版業界で、統一した方法を表明するなどの取

  • ゲスト:永江朗 第2回「今の出版界でも出来ること」 | ポット出版

    '; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> ●のニセ金化は、もう続かない 沢辺 永江さんの考えは「新刊洪水の制度的な要因を考えると、のニセ金化、地域通貨化だ」ということだよね。 そのことに関して言うと、俺が自分でを出している感じでは、ニセ金化をやり続けていたら、最終的には出版社はやっていけないと思うんだよね。保ってあと数年じゃないかな。 永江 具体的な社名を挙げるのはあれだけど、「河出書房神話」ってあるじゃないですか。あそこもずっと自転車操業で来て、もう駄目だと倒れそうになった時に、いつも何かヒットがあるっていうね。オカルトじゃないんだけど、不思議なことに、出版社って自転車操業で倒れそうになると、何か当たるんですよ。 例えば筑摩書房

    ゲスト:永江朗 第2回「今の出版界でも出来ること」 | ポット出版
  • ゲスト:永江朗 第1回「重要なのは再販制度、じゃない」 | ポット出版

    '; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> ●再販制は、あってもなくてもどっちでもいい 沢辺 今回の「談話室沢辺」は『の現場』の販促も兼ねているので、再販のことについて話そうと思うんですよ。 永江 やっぱり、再販のことになりますか。 沢辺 出版業界の人も、新聞やテレビも、再販のことになると来るんだよね。 永江 最初から話をひっくり返すようだけど、それが不思議なんだよね。再販についてはさんざん議論され尽くしたじゃん、っていう気分があって。まだ出てない論点ってないだろう、という気もするんだけど。 沢辺 でも、再販必要論は山ほど出てるけど、「再販はいらない」論がない。永江さんはどうかわからないけど、俺は「再販いらない」論じゃなくて、「再販絶対

    ゲスト:永江朗 第1回「重要なのは再販制度、じゃない」 | ポット出版
    banraidou
    banraidou 2009/10/03
    書籍だけチェーンストア化が進まない業界でいてほしいなんてのは、夢物語でしかないぜ?
  • ジャパニーズブックダムの夢 | ポット出版

    ・インターネットで、の全文から検索できるウエブサイトをつくりたい ・ヒットしたの該当ページは画像で表示できてほしい ・対象のは、日語で書かれたすべてのがいい ・もちろんGoogleのように、の数ページだけ表示されるとか、その前後の数行だけ表示されるとかの制限はあっていい これは、著作権者と出版社が判断すればいい ・が表示されるページには、もちろん、その出版社へのリンク/ネットもリアルも書店へのリンク(コレ実現するためには書店業界の努力が必要だけどね)/図書館へのリンク(これも図書館業界の努力が必要だけどね)をおくんだ ・もちろんAPIで利用可能にして、趣味/商売に関わらず、これをイッパイネット上で活用できるしかけにする ・Googleの他に、もう一つはこうしたサービスをつくりたい これを、「ジャパニーズブックダム」というのだ(名付け親は僕の友人だけどね) (ジャパン=日国、

  • Google和解と著作権 | ポット出版

    返答期限延長もあって、まだまだGoogleの書籍デジタル化問題はあいかわらず騒がしい。 いろんな人がいろんなことをいっているけど、 多くのひとが、批判的で、身近だと松沢呉一さんがポットの考え方にちかい。 で、いろいろ読んでいると、違和感を覚えることが具体的になる。 ひとつは、著作権のこと。 これ、法律であるわけだから、裁判上の解釈があるわけで、 私がどう思うと関係ないかもしれないけど、 著作権を私がどう考えているのか、簡単に書いておこうと思う(以前このサイトのどっかにかいてると思うけど)。 著作権は、著作物を使わせないように制限するもんじゃなくて、 より良い【使い方・使わせ方】をするためにある権利(当は権理と書きたいところだけど) 何じゃないかと思う。 たとえば、最近あった事だけど、エロ系の絵を書いていた人で、もう死んでる人の絵を の表紙なんかに使いたくて、ちゃんと遺族に連絡(調べられ

  • お部屋1847/Googleブック検索に対する異論【追記あり】 | ポット出版

    '; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> 今回は東村山からちょっと離れます。盗用問題ともちょっとは関係しますけど。 ポット出版が「Googleの書籍デジタル化への集団訴訟和解案について」を公開しました。ITmediaでも取りあげられて、一方的にGoogleを悪者に仕立て上げようとする勢力に対する異議申し立てとも言える内容で、この問題に一石投じることになりましょう。 Googleブック検索については、メルマガ「マッツ・ザ・ワールド」で何度か取りあげていますし、ポットの沢辺さんとも話し合いをしていました。「出版関係の諸団体が勝手なことをほざいているので、それに対抗して、一人で声明を出そうかと思っている」と沢辺さんに話していたのですが、私が何

  • ポット出版●Googleの書籍デジタル化への集団訴訟和解案について | ポット出版

    Googleの書籍デジタル化への集団訴訟和解案について、ポット出版の見解をお知らせします。 ■01 和解案と経過など ●「和解案」の内容は、Googleサイトや、日書籍出版協会のサイトなどに詳しいので、そちらを見てください。 Google ブック検索和解 日書籍出版協会 ●ポット出版は絵と写真を中心とした発行物をのぞいて、現在もGoogleブック検索に書籍を提供して、スキャニング・検索対応の了解を与えています。絵と写真を中心とした発行物を除外している理由は、そのページを見てしまうだけで終わってしまい、販売の増加につながりにくいのではと考えているからです。 さらに、Googleブックサーチが、言葉によって検索している以上、絵と写真ではブックサーチという目的と合致していないとも思っています。 ポット出版は、自社サイトと版元ドットコムサイトでの書誌情報(できるだけ詳細な)ページで、立ち読みと

  • [008]Googleブック検索に警戒は必要ないのだろうか | ポット出版

    当ブログの書き手である石田豊(享年54歳)は、2009年6月20日午前2時30分、逝去いたしました。 生前の皆様の御厚誼を深謝し、謹んでここに報告致します。 (ポット出版) 理由はわからないけれど、脳の能力が著しく減退している。要は、入院の期間中アホになります、というモードに入っている。もしかすると、院内で処方されているクスリに、多少なりともそっち方向に脳をボケーとさせるクスリが入っているのかもしれない、と思わせるほどだ。 「逆かもしれないよ」 ベッドサイドの椅子でリンゴの皮を剥きながらはいう。 「アホになっちゃったんじゃなく、今まで気がつかなかった秘められた事実が、ようやく認識できた、ということなのかもしれないよね」 ま、ずっと苦労をかけてきた相手からの重い感想である。 ともあれ、しっかりモノを考えられない状況にあることに、ぼくはいま、かなり大きな焦燥を感じている。もしかすると、いま、

    banraidou
    banraidou 2009/05/09
    「反対」するのではなくて「対抗」しようとするなら、これが最後のチャンス、みたいな気がするなぁ。
  • 岩田書院の裏だよりで、図書館の本の購入を考える | ポット出版

    図書館は無料貸屋だ、という批判がある。 とくに、副という、人気のある(だいたいはベストセラーだと思われる)/複数(例えば町田市では60冊とかの例もあった)買うのがけしからん。という意見だ。 で、これにはこれまで、批判的でした。 200人とか数百人の予約があると、いくら60冊買っても数ヶ月、読めるまでかかる。 240の予約÷60冊購入×一人2週間借りる=8週間(2ヶ月)で、60冊買うのは珍しいようだから、 実際借りられるまでは、もっと日数がかかるはず。 そんなにまたせてるんだからイイじゃん、というのが一つ。 複がないと、を買う人が増えるとも思えんというのが二点目。 そもそも、重箱のスミをつつくようなことを言わずに、図書館と一緒にハッテンするように考えるほうがいいじゃん、というのが三点目。 でも最近は少し図書館側も考えてくんなきゃ、という気分が増えている。 の年間総売り上げ冊数が7

    banraidou
    banraidou 2009/03/18
    まったくの素人なんですが、図書館にもっと本を買ってもらうような営業活動としてはどのようなものがあるのでしょうか?/id:chiaki25さん ありがとうございます/その営業活動が妥当かって視点からはどう映るんだろう?
  • 困難の位置が変わっているのだ | ポット出版

    最近、図書館にかんする議論をする場面が多い。 そんなとき、従来の「図書館の常識」に納得できないことが多いのだ。 無料の原則/公共と営利事業/図書館の自由、といった点だ。 図書館法には 【第十七条  公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない。】 というのがあって、確かに法律上は無料がげんそくなのだ。 で、1950年4月にできたという法律だから、当時の貧しさや、平等に知にアクセスするために公共図書館が無料で開放される事は充分に意味のあったことだと思う。 でも、今もか? 一部には貧乏な人はいると思うが、そうした人には生活保護や学校教育の費用免除とおなじようにすればいい程度に日は豊になってないか? もちろん直ちに入場料を取ろうなどと思ってるわけではないけど、イベントなんかに入場料をとるのも否定されるような勢いの「無料論」は、議論の前提からはずそうよ。

  • 第19回 雪玉効果とロングテール | ポット出版

    '; doc += ''; doc += ''; doc += ''; winimg.document.writeln(doc); winimg.document.close(); } //]]> 今回は2006年5月20日付けの『ちょっくら書店営業』に寄稿した原稿を加筆修正したものを掲載いたします。『ちょっくら書店営業』は出版コンサルタントの石塚昭生さんが発行しているメールマガジンです。メールマガジンの詳細については石塚さんのサイトをご覧ください。 寄稿時のタイトルも『雪玉効果とロングテール』でした。メールマガジンへの寄稿なので具体的なハウツーではありませんが、メーカーとしての出版社にとっての「ロングテール」の意味を考え直してみるのには役立つかもしれません。なお、過去の話題については記憶に基づいて書いていますが間違っている場合もあるかもしれません。その場合はご指摘ください。直ちに修正いた

  • 「オンライン書店の在庫表示」 | ポット出版

    ●中小書店では、アマゾンのサイトがインフラとして活用されている場面が多々あるらしい。店頭で、お客に在庫確認を求められたとき、アマゾンのサイトの在庫表示に頼る……。でも、表示されている在庫情報は、アマゾンという「一軒」の書店における在庫の有無であって、それはもちろん、出版社の在庫とイコールではない。 太郎次郎社の須田さんは「オンライン書店の在庫表示」の記事中(ず・ぼん11所収)、「自社が調達できないはこの世に存在しないように見せること」は、オンライン書店には大きな(合理的な)意味がある、として、出版社はそれを批判しても始まらないという判断に立っているようだ。むしろ出版社が主体的な情報発信をせず、インフラを構築できないことに、問題の根源をみている。各オンライン書店や、取次のオンライン書店担当者などに直接取材し、データもしっかり揃えている。「オンライン書店の在庫表示」(太郎次郎社・須田正晴氏)

    banraidou
    banraidou 2005/11/12
    確かに仕事でも本についてはAmazon、CD・DVDについては新星堂で調べることが多いなぁ。