コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだ本の感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 アパートへ戻る車の中で気がついた。 二時間前まで、私の運転する車の助手席には、妻が座っていました。 今は誰もいません。 手渡された、妻のかばんがポツリと置かれているだけです。 覚悟はしていましたが、その十倍くらいの覚悟が必要だったようです。さすがにまいりました。 朝までシミュレーションしていたせいで寝不足。体は不調だが、妻が用意してくれた朝ごはんを妻と一緒に食べる。 今朝の妻の様態はそれほど悪くないようだ。 昨日の妙案どおり、階下の住人に悟られないように外で予約しますと紙に書いて妻に見せる。妻は納得してくれる。 病院が始まる時間までのん
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