【ソウル=木下大資】韓国で23日、北朝鮮による空襲に備え、市民らが地下施設などに避難する「民防衛訓練」が6年ぶりに行われた。米韓両軍が31日まで実施している大規模演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(自由の盾)」に合わせ、あらかじめ全国民に通知していた。
【ソウル聯合ニュース】韓国と日本の有識者が、悪化の一途をたどる両国関係の改善策を模索するテレビ会議「コロナ危機と韓日関係」が25日に開かれた。 会議は東アジア平和会議と対話文化アカデミー、日韓オンライン会議実行委員会の共催で、強制徴用判決問題など両国の対立を解決するための対話が進展しない中、市民社会が意見交換し、両国に対話を促すため設けられた。 福田康夫元首相は新型コロナウイルスの影響による経済問題など、両国の協力なしには打開できない状況が展開されているとして、両国関係の重要性を改めて認識し、真摯(しんし)に対話するよう促した。 李洪九(イ・ホング)韓国元首相は「世界的なパンデミック(感染症の世界的大流行)で皆が困難に直面している状況自体がわれわれに歴史を改めて考える契機をつくった」との考えを示した。 出席者からは両国関係を対立局面から協力関係に転換させる必要があるとの声が出た。駐日大使を
ある女性がキムチの漬け込み用のポリ袋で防護服を作る。ダンボール箱で型紙を作り、隙間をドライヤーで加熱するとビニールが溶けてくっつく。はさみで切って形を整えて被れば防護服になる。大阪の病院職員が3日間で4000枚を作ったという。この状況には腹が立つはずなのに、「医療用として使える」と言って笑顔だ。諦念も混ざっているかもしれないが、不条理劇のような不思議な光景だ。 医療現場では「医療崩壊が始まった」と訴えている。医療装備、人材不足が限界に至った。東京では少なくとも病院13カ所で感染が確認され、正常な診療が停止した。日本第一のがん病院では手術の8割を中断することにした。大阪も3次、4次医療機関がシャットダウンされた。日本医師会会長は「緊急を要しない手術の延期」を厚生労働省に要請した状態だ。 東京の56歳の男性は新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が疑われて何度も保健所に電話したが、6日目にようや
【論調】露骨な干渉、無礼な日本大使/朝鮮メディアが非難 2020年04月21日 12:22 主要ニュース 最近、南の各界がソウル駐在の冨田日本大使の妄言について強く非難している。 9日、冨田大使は南朝鮮メディアとの会見で、強制徴用被害者の補償問題と日本の輸出規制措置は、当局者間の会談での「合意」に沿って解決するべく努力しなければならないという強盗さながらの妄言を行った。また北南関係についても「北の非核化」のための国連決議履行に符合しなければならないという内政干渉的な妄言を行った。 一介の大使なのか、あるいは過去の日帝の植民地総督なのか区分することができないこのような妄言は、初歩的な外交慣例と礼儀すら完全に欠如した大使の仮面をかぶった無礼の行動としか言いようがない。 既報の通り、19年12月、安倍は輸出規制問題による(南日)双方の葛藤の根本要因は、
【ソウル=名村隆寛】鳩山由紀夫元首相は11~12日、韓国南東部の釜山を訪問。聯合ニュースなどによると、鳩山氏は11日、釜山大学での特別講演で「安倍晋三首相が北朝鮮による日本人拉致問題ばかりを取り上げ、米朝関係などで疎外されている」と述べた。 鳩山氏はさらに「日本政府がとるべき戦略は米朝平和条約(協定)が締結されるようにし、日本の安全を保障することだ」とし、「米朝平和条約締結後に日朝国交正常化を図ることだ」と語ったという。 鳩山氏は日韓の歴史認識について「戦争の被害者が『もう謝罪しなくてもいい』と言うまで、加害者は謝罪する心を持たなければならない」と強調。いわゆる徴用工問題について「1965年の日韓協定で個人の請求権問題が完全かつ最終的に解決されたわけではない」という自身の見解を繰り返した。 鳩山氏は12日には、釜山市内にある「国立日帝強制動員歴史館」を訪問。館内を見学後、屋上の追慕塔に献花
日本共産党の志位和夫委員長は2日の会見で、日本政府が韓国に対し半導体材料の輸出規制の制裁を発表した問題を問われ、「まったくおろかな対応だ。この間の安倍政権の韓国政府に対する対応は、G20(20カ国・地域首脳会議)で文在寅(ムン・ジェイン)大統領から会談の呼びかけがあったにもかかわらず、安倍首相は会談すらしなかった。これ以上の外交上の非礼はない。そのうえ、一方的な制裁を行うのは、事態をますます悪化させるだけだ」と厳しく批判しました。 志位氏は、南北軍事境界線にある板門店で3度目の米朝首脳会談が行われ、近く米朝双方代表団による実務交渉が始まろうとしていることを強調。「対話によって、朝鮮半島の非核化と平和の体制をつくるという流れを関係国が力を合わせて後押ししなければならない大切な時期だ。その時期に隣国との関係をぶち壊すようなことをやろうとしている。日本は関係6カ国のなかで唯一北朝鮮と話し合いがで
東京五輪・パラリンピック組織委員会が会場に「持ち込みを禁止しない」と表明した旭日旗(きょくじつき)問題の溝は、いまだ埋まる気配がありません。 発端は8月末のこと。韓国の国会の委員会で旭日旗は「日本が帝国主義と軍国主義の象徴として使用した」とし、競技会場の持ち込み禁止を求める決議が採択されました。 これにたいし、組織委員会は9月に入り、「旭日旗は日本国内で広く使用されており、旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならない」との見解を示しました。その後、橋本聖子五輪担当相が追認し、政府としても容認姿勢を鮮明にしています。 この間の経過自体がすでに“政治問題”と化していますが、組織委員会は是正する姿勢はみせていません。 政権と同見解 組織委員会の見解は、安倍政権の主張そのものです。2013年9月、菅官房長官は旭日旗についてこう表明しています。 「旭日旗のデザインは…日本国内では広く使用されており、これ
韓国の文在寅(右)にとっては民主主義より民族主義?(今年4月) KOREA SUMMIT PRESS-POOL-REUTERS <朝鮮半島の2つの国家と付き合う上で、日本に欠けている視点が1つある。韓国人と称しようが朝鮮人と名乗ろうが、彼らは同一民族だ。本誌最新号「日本と韓国:悪いのはどちらか」特集より> 朝鮮半島の2つの国家と付き合う上で、日本に欠けている視点が1つある。それは彼らが同じ民族だ、という認識である。「同じ民族が他者によって分断されるほど悲しいことはない」というのが、2度の世界大戦を経た20世紀のコンセンサスだろう。ここでいう分断民族とは東西ドイツと南北朝鮮、それに内外モンゴルだ。 3つの民族の分断はいずれも、日本と関係している。米英ソは日本と同盟していたドイツとの戦争にほぼ勝利した1945年2月、クリミア半島のヤルタで日本帝国にいかに対処するかを議論した。日本の北方四島をソ
ソウル大学日本研究所「韓日関係:反日と嫌韓を越えて」学術会議で基調講演 慰安婦合意の締結過程と朝鮮半島平和プロセスに対する安倍の反感を指摘 キム・ヒョンチョル所長「部品・材料分野の技術開発と 新南方政策で禍転じて福とすべき」 26日ソウルの明洞にある銀行会館で開かれたソウル大学日本研究所の「韓日関係:反日と嫌韓を越えて」学術会議で、和田春樹・東大名誉教授が基調講演をしている//ハンギョレ新聞社 和田春樹・東大名誉教授が、安倍晋三首相の「韓国を相手にせず」政策を強く批判した。 和田教授は、ソウル大学日本研究所が26日にソウルの銀行会館国際会議室で開催した冠廷日本研究学術会議で基調講演をし、「最近、日本の専門家と政府関係者の口からは『38度線が東海に下りてきている』として、韓国を排除し韓国との関係を切ることを覚悟しようという議論が出ている」とし、「北東アジアの結合を捨て、中国・ロシア・韓国、北
2019.08.25. 8月22日付のハンギョレ・日本語WSは、コ・ミョンソプ論説委員署名コラム「「引きこもり国家」へと進む日本」を掲載しています。サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』は大昔(?)に読んだ記憶がありますが、断捨離敢行で今は手元にありません。しかし、「他のすべての文明が複数の国家を含んでいるのに反して、日本は文明の単位と国家の単位が一致する唯一の文明である」という指摘を行っていることはうっすらと記憶に残っています(というより、コ・ミョンソプ氏のこの文章を読んで思い出した、というのが正確です)。その導入部分はともかくとして、「平和憲法を持って世界に向けて腕を広げた日本が、集団的妄想に捕らわれたように自分の中に入り込み退行する姿が明らかになっている。こうした逆行の先頭に安倍晋三首相がいる」、「自分の行為が生んだ過誤を認め、そこに責任を負うことが成熟の証とするならば、日本政治こそ
7月9日、参院選の直前、米中首脳会談や米朝首脳会談が相次いで行われる一方、イラン情勢は緊迫の度を高め、経済状況にも大きな影響を与えようとしている。写真は米朝首脳会談の様子の映るテレビモニター日米の国旗。東京の外為商社で2月に撮影(2019年 ロイター/Issei Kato) 4日に公示された参院選の直前、米中首脳会談や米朝首脳会談が相次いで行われる一方、イラン情勢は緊迫の度を高め、経済状況にも大きな影響を与えようとしている。米中の経済交渉次第では、世界の経済圏が二分されるリスクがあるほか、安全保障環境の変化はグローバルな経済・市場動向に打撃を与えかねない。ロイターは、安保と経済をテーマに3人の識者に今後の展望を聞いた。 初回は、元外務省官僚で日朝国交正常化交渉日本政府代表を務めた平和外交研究所代表の美根慶樹氏。 米朝対話などを踏まえ、朝鮮半島は平和的に南北が統一されて行くとの見通しを示した
映画、旅、その他について語らせていただきます。 タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。 先日の時事通信に興味深い記事が出ていました。 >日本人拉致問題に暗雲=橋渡し役韓国と関係悪化 2019年01月15日19時16分 安倍晋三首相が「政権の最重要課題」と位置付ける日本人拉致問題が動いていない。首相が意欲を示す北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との直接対話は実現のめどが立っておらず、橋渡し役を期待する韓国との関係も悪化。問題解決の行方には暗雲が垂れ込めている。 「あらゆるチャンスを逃さずに、拉致問題の解決に臨んでいきたい」。首相は15日の政府・与党連絡会議で、日ロ平和条約交渉と並ぶ外交課題の一つとして拉致問題を挙げ、「戦後日本外交の総決算に取り組む1年にしたい」と力を込めた。 政府は、これまで北朝鮮との間で北京の大使館ルートなどを通じて接触を図り、「あらゆる努力を継続中」(
2017.12.31. 韓国外交部の「慰安婦タスクフォース(以下「TF」)」は27日、朴槿恵前政権による2015年12月28日の「韓日慰安婦合意」について検証した結果を発表しました。これを受けて文在寅大統領は翌28日、自らの立場を表明しました。同日付の韓国・中央日報・日本語WSは、同大統領立場表明の全文として、次のように紹介しました。 慰安婦TFの調査結果発表を見ながら、大統領として重い気持ちを禁じ得ません。 2015年の韓日両国政府間の慰安婦交渉は手続き的にも内容的にも重大な欠陥があったことが確認されました。 遺憾ではありますが、避けることはできません。 これは歴史問題の解決において確立された国際社会の普遍的原則に背くだけでなく、何よりも被害の当事者と国民が排除された政治的合意だったという点で極めて遺憾です。 また、現実に確認された非公開合意の存在は国民に大きな失望を与えました。 合意が
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