8月3日の参院平和安全法制特別委員会で、鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)委員長(74=自民)が、自民党参議院議員で安倍晋三首相の補佐官を務める礒崎陽輔氏(54)を説教する一幕があった。 鴻池氏は、礒崎氏が7月26日の講演で、安全保障関連法案の審議を「9月中旬までに何とか終わらせたい」と発言したことを問題視。礒崎氏の発言を「参院軽視」と捉え、委員長席から体を震わせて「同じ参議院議員としてうかがいたいのだが、参議院の存在というのは、先人が苦労して二院制に持ってきて、先の大戦から、貴族院が止められなかった、あの軍部の戦争に至った道というのを十分反省をしながら、参議院の存在を一生懸命作り上げた」と礒崎氏に問いかけた。 鴻池氏はさらに、「表現が少しきつくなるかもしれませんが」と前置きしたうえで、「衆議院の拙速を戒めるのが参議院である。衆議院の足らずを補完していく、補っていくのが参議院である。できるだ