ホメーロス(『オデュッセイア』)にはじまってヴァージニア・ウルフ(『灯台へ』)にいたる三千年におよぶヨーロッパの文学作品。この豊饒な流れから具体的なテクストをえらび、文体美学の分析批評方法を駆使しながら現実模写・描写--、ミメーシスを追求する。 全二十章のうち、本巻ではホメーロスからラ・サールまでの十章を収録。 ▼目次 第1章 オデュッセウスの傷痕 第2章 フォルトゥナタ 第3章 ペトルス・ウァルウォメレスの逮捕 第4章 シカリウスとクラムネシンドゥス 第5章 ロランがフランク勢の殿軍に推挙された次第 第6章 宮廷騎士の出立 第7章 アダムとエヴァ 第8章 ファリナータとカヴァルカンテ 第9章 修道士アルベルト 第10章 シャステルの奥方
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