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2022年9月9日のブックマーク (6件)

  • 『ミメーシス 上(E・アウエルバッハ 著 / 篠田一士 川村二郎 訳)』 販売ページ

    ホメーロス(『オデュッセイア』)にはじまってヴァージニア・ウルフ(『灯台へ』)にいたる三千年におよぶヨーロッパの文学作品。この豊饒な流れから具体的なテクストをえらび、文体美学の分析批評方法を駆使しながら現実模写・描写--、ミメーシスを追求する。 全二十章のうち、巻ではホメーロスからラ・サールまでの十章を収録。 ▼目次 第1章 オデュッセウスの傷痕 第2章 フォルトゥナタ 第3章 ペトルス・ウァルウォメレスの逮捕 第4章 シカリウスとクラムネシンドゥス 第5章 ロランがフランク勢の殿軍に推挙された次第 第6章 宮廷騎士の出立 第7章 アダムとエヴァ 第8章 ファリナータとカヴァルカンテ 第9章 修道士アルベルト 第10章 シャステルの奥方

    『ミメーシス 上(E・アウエルバッハ 著 / 篠田一士 川村二郎 訳)』 販売ページ
  • 『ウォールデン(ヘンリー・D.ソロー 著 / 酒本雅之 訳)』 販売ページ

    1945年夏、ヘンリー・ソローはウォールデン池のほとりに自分で家を建て、以後2年2ヵ月におよぶひとり暮らしを始めた。アメリカが経済原理に取りつかれ始めたその時代、彼はそんな社会のあり方に疑問をもち、人間精神の復権を目指して、社会の外側で生きることを実践した。 書『ウォールデン』は、その実証の記録である。そして人間界とはうらはらに、伸びやかで自由な野性世界の、実に魅力的な宝庫でもある。ソローの思想を忠実に訳文に反映させた、古典的名著の新訳決定版。 ▼目次 生計 暮らした場所、暮らした目的 読書 さまざまな音 ひとり暮らし 訪問者たち マメ畑 村 さまざまな池 ベイカー農場 ほか

    『ウォールデン(ヘンリー・D.ソロー 著 / 酒本雅之 訳)』 販売ページ
  • 『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念(ヴァルター・ベンヤミン 著 / 浅井健二郎 訳)』 販売ページ

    カント、後期ヘルダーリン、晩年期ゲーテという状況配置の中心に初期ロマン主義をとらえ、フリードリヒ・シュレーゲルとノヴァーリスの神秘的術語群からなる「ポエジー」言語の森に、ドイツ・ロマン主義の「芸術批評」概念がはらむ形而上学的思考の地図を描き出す。 「主観-客観」構造を排した「絶対的形式」は可能か? 言語はいかにして「同一性」を実現あるいは回復しうるのか? -従来のロマン主義理解を根底から覆す『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念』に、ヘルダーリン論、カント批判論ほかを加えて、初期ベンヤミンの思想世界を呈示するとともに、シュレーゲル「ゲーテの『マイスター』について」をも併録した、文庫版新訳。 ▼目次 ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念 --序論 --反省 --芸術批評 初期ロマン主義の芸術理論とゲーテ 付 参考資料1 ベンヤミンの関連論考 付 参考資料2 Fr・シュレーゲルのゲーテ

    『ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念(ヴァルター・ベンヤミン 著 / 浅井健二郎 訳)』 販売ページ
  • 『啓蒙主義の哲学 上(エルンスト・カッシーラー 著 / 中野好之 訳)』 販売ページ

    啓蒙主義は、すでに乗り越えられた浅薄な思想なのか。のちの思想家たちから「反省哲学」「過去の思想」という烙印を押されてきたが、はたしてそうか。18世紀啓蒙主義の「明るい鏡」を現代批判の鏡として位置づけ、自らそれとの内面的対決を果たした著者は、批判精神に満ちた鋭い洞察力で、啓蒙主義の思考形式から「美学」の誕生までの諸側面を余すところなく分析し、その統一的結びつきを解明する。 哲学者カッシーラーが従来の批判を排し、啓蒙主義思想の再評価を打ち立てた古典的名著。文庫化にあたり全編改訳。上巻は啓蒙主義の思考形式、自然観と自然科学、心理学と認識論、宗教の理念を収録。 ▼目次 第1章 啓蒙主義時代の思考形式 第2章 啓蒙主義哲学思想に現われた自然と自然科学 第3章 心理学と認識論 第4章 宗教の理念 --原罪の教義と弁神論の問題 --寛容の観念と「自然宗教」の成立 --宗教と歴史

    『啓蒙主義の哲学 上(エルンスト・カッシーラー 著 / 中野好之 訳)』 販売ページ
  • 高橋里美の胆力(おまけ) - 研究日誌

    前々回と前回のおまけ。 フッサール宅での「現象学は哲学のひとつでしかない(大意)」発言のあとに、高橋と務台は飲み屋で「おいどうするよ」みたいな相談をしたらしい。 教授の家を辞して帰路小さな地酒のビール屋でビールを飲みながら、老先生をあんなに興奮させてしまったことについてどうしようかと相談しあった。両人〔務台と高橋〕はじつは夏の学期にはマールブルクに出かけてハイデッガーの実存哲学の講義をきく予定にしていたのだが、こんなことがあってマールブルクへ去るのはどうも老教授にすまない。ハイデッガーを割愛していま一学期老教授のもとに留まろうではないかということになった。/その次の週の面会の時には、フッサールは全く今まで通りの様子で、前回のことなど全く忘れているようであった。その後もそうであったが、両人は引き続いて夏の学期老教授の許にとどまることにきめた。そのうちハイデルベルヒから世良寿男君がやってきて、

    高橋里美の胆力(おまけ) - 研究日誌
  • 哲学系イベントのためのインクルーシブ・ガイドライン - 窓をあけておく

    哲学を今できている人には見えない壁がある ちょっと必要と関心があって、たどり着いたMinorities and Philosophy UK*1というウェブサイト上で見かけた「哲学系イベントのためのインクルーシブ・ガイドライン」がすごく丁寧に作られていて、よい感じなので紹介してみたい*2。 アカデミックな哲学系イベントの開催が念頭に置かれているようだけど、それに限らず、哲学カフェや哲学対話、あるいは「哲学」と名指さないけれど同様の課題を抱えている集まりにもヒントがあるかもしれない。 Minorities and Philosophy (MAP) UK – British Philosophical Association (BPA) Produced/ Breaking Invisible Walls. Inclusive Guidelines for philosophy events(2

    哲学系イベントのためのインクルーシブ・ガイドライン - 窓をあけておく