サイエンススタディーズ研究会第18回は、5月26日に、文化人類学教室、科学史教室と共催で、もとマックスプランク研究所科学史部門所長のHans-Jorg Rheinberger教授をお招きし、Writing the history of science with experimental systemsのタイトルで、講演および討論会を行いました。 Rheinberger教授は、Synthesizing protein in test tubeその他の著作で有名な生物史研究者であり、特に詳細な実験過程の歴史的研究と、デリダ等のフランス思想を融合させた独自のアプローチを展開されている研究者です。今回の講演では、特に上記の著作で示されている、experimental systemsという概念の詳細をお話になり、討論の時間はその概念の持つ効用と限界、20世紀を席巻した、in vivo, in vit