大学院生が急増して、行き場がなくなっている。大学院(博士)ワーキングプアについて最近はよく知られるようになった。京都大学では、判明分のオーバードクター(博士の学位をもつか博士課程の単位取得者で定職のない者)だけで1,000人を超えている。だから最近の大学教員の公募では、1名採用のポストに50人の応募者はざら。100人を超えるのも珍しくない。大概の応募者は不採用になるから、非常勤講師をたくさんやって、生活するしかない。ところが非常勤講師手当は週1コマの授業で2万5,000円前後(月収)といったところが相場。7コマ以上やってやっと食いつないでいるという話もよくきく。その非常勤ポストも1年契約だから不安定極まりない。かりに運よくアカデミックポストを得ても数年の任期制で、任期が終わればまた元の木阿弥になってしまう。派遣切りの大学教員版である。 それもこれも1990年にはじまった大学院重点化のつけで
心は、脳の中だけにあるものではない。脳と身体と世界(環境)の相互作用から〈創発〉するものである。ロボット、脳科学、赤ちゃん学、人工生命などの豊富な事例を交えて提起する、心への斬新なアプローチ。〈心の哲学〉の現代の古典。
序 章 メタバイオエシックスの構築に向けて(小松美彦) �第2章 「バイオエシックスの誕生」はどのように理解されているのか(皆吉淳平) �第3章 「バイオエシックス」は応用法(学)か(田中丹史) �第4章 バイオエシックスの歴史---ウォーレン・T・ライク講演(森本直子) �第5章 医の倫理からバイオエシックスへの転回(廣野喜幸) �第6章 バイオエシックスにおける原則主義の帰趨(香川知晶) �第7章 忘却されし者へ眼差しを---バイオエシックス・人間愛・キリスト教(土井健司) �第8章 「尊厳死」思想の淵源(大谷いづみ) �終 章 生命倫理に問う---忘れてはならないことのために(田中智彦) �
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