掃除をしたら出てきたのでついでに読んでみた。 「存在としての存在」という発想──存在とは何か、同一者とは何か、という問い──がどのように登場したのかについて、ソクラテス〜プラトンとアリストテレスの教説を カンティアンが紹介しますよ、という本。 形而上学の源流 (1978年) 作者: ゴットフリート・マルティン,田中加夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1978/12メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る 原著: Gottfried Martin (1957) Einleitung in die allgemeine Metaphysik.タイトルに謂う「一般形而上学」というのはヴォルフ用語で「存在論」のこと。 目次 序論 形而上学の根本問題の最初の確定 第1章 普遍的なものの発見 [ソクラテス] 勇気とは何か [『ラケス』] 徳とは何か [『メノン』] 知識とは何か [