14日は山沿いで雪が積もりました。山科の諸羽神社も雪化粧となりました。こちらは毎年立体的な干支の絵馬が登場します。 諸羽神社(もろはじんじゃ)は、山科の三条通(旧東海道)の北にある神社で、天孫降臨(てんそんこうりん)の神話の中で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の左右に従った天児屋根命(あめのこやねのみこと)と天太玉命(あめのふとだまのみこと)を当初の御祭神としています。平安時代の貞観4(862)年に、清和天皇の勅により社殿が造営され、この二柱を祀ったため「両羽大明神」と称せられたそう。やがて他にも四柱が加わったため「諸羽」神社と改称され、応仁の乱や大火で社殿が焼失するたびに再建をされて現在に至っています。 諸羽神社は、山科にある十八の郷の中で第四番目に当たるとされ、古くは「四ノ宮」と呼ばれて、この付近の産土神(うぶすなのかみ)として人々に崇敬されました。周辺には地名で四ノ宮の名が残されています