境内の西側に元祇園梛神社と隼神社の2つの本殿が建っています。 2つの本殿が並ぶ神社は、京都では珍しいですね。 それでは、まずは上の写真の左側に建つ元祇園梛神社の本殿にお参りをしましょう。 厄除、縁結びのご利益があると信仰されていますよ。 元祇園梛神社は、その名からも連想されるように祇園の八坂神社と関係があります。 貞観11年(876年)に京都で疫病が流行した際、播磨国広峰から素戔嗚尊(すさのおのみこと)の神霊を迎え鎮疫祭を行いました。 その際、神輿を梛(なぎ)の林中に置き祀ったのが当社の始まりとされています。 後に神霊を八坂神社に遷したことから、元祇園と呼ばれるようになりました。 ちなみに八坂神社に遷す際、近隣の住人が花傘を立て、鉾を振り、音楽を奏でて神輿を送ったのが、現在の祇園祭の起源とも伝えられています。 節分祭では、大開運特別神剱鉾(みつるぎのほこ)の授与も行われていました。 特別神