海のない埼玉県で、人工の海水を使ってサバの“陸上養殖”に成功した施設があるんです。手掛けたのは埼玉県神川町の“温泉施設”です。 (さいたま放送局 キャスター 武田涼花) サバの養殖を担当している鎌田奈津実さんです。サバを育てているだけでなく、温泉施設の支配人も務めています。 サバの養殖担当 鎌田奈津実さん サバの養殖が行われているのは、温泉施設のすぐ隣。その名も“温泉サバ”と名付けました。現在、100尾から150尾ほどいます。 広さ200平方メートルのハウスの中に、直径およそ5メートル、高さおよそ1メートルの円柱の養殖池が2つ設置され、人工の海水を循環させてサバを育てます。 このプロジェクトが始まったのは今から2年前。 「海なし県でおいしくて安全なサバを食べてほしい」「地域を盛り上げたい」 そんな思いから始まりました。