中国疾病予防コントロールセンター(CDC)は8月9日、7月1~31日の中国23省・自治区・直轄市でのM痘(サル痘、注1)の新規感染数が491例だったと発表した(注2)。6月の新規感染数106例から急増しているかたちだ。 CDC発表の疫学調査・分析では、7月の増加は次のような特徴を示していると報告している。 全ての症例が男性で、感染の96.3%が同性間における性行為。 他の接触経路による感染リスクは低く、同性間性行為以外の濃厚な接触による感染はないとみられている。 症例の89.2%は感染者自身による主体的な受診に基づき発見され、6.5%は濃厚接触者のフォローアップスクリーニングに基づき発見された。 症例の大半は発熱、ヘルペス、リンパの腫れなどの典型的な症状を呈していた。 中国国家疾病予防コントロール局と国家衛生健康委員会は、6月以降に各地でM痘の感染が確認されていることを受け、7月27日に「