ウクライナ・エネルギー省は1月26日、2023年11月および12月の同国の産業分野での電力消費量を発表した。2023年11月の同消費量は22億6,000万キロワット(kW)となり、前年同月の17億9,000万kWより26%増加した。同12月は23億4,000万kWで、前年同月の16億9,000万kWと比べ38%増とさらに大きな増加を記録した。2022年10月から2023年2月にかけて、ロシアによるウクライナへの電力インフラへの攻撃が行われた影響により、大きく落ち込んでいた同国の電力消費量が回復してきていることがうかがえる。 ヘルマン・ハルシチェンコ・エネルギー相はプレスリリースの中で、「産業分野での電力消費量が増加し、その結果として国民経済の成長が可能となったのは、電力システムの安定稼働の実現によるところが大きい。敵の攻撃にもかかわらず、2023年2月以来、われわれは産業分野と一般家庭の両