中国の電子商取引大手アリババグループの共同創業者、馬雲(ジャック・マー)氏は社内メモで、同社に軌道修正を促し、全社的な変革を呼びかけた。 2020年以降、日常業務からほぼ離れている馬氏は29日、アリババ社内フォーラムへのスタッフ投稿に返答し、従業員を驚かせた。短いメッセージでは、同社から市場シェアを奪う中国のPDDホールディングスのここ数年の決断を称賛しつつ、アリババが変革と「軌道修正」を進めると確信していると表明した。同フォーラムに詳しい関係者が馬氏の返信を確認した。 馬氏は「偉大な企業はいずれも冬に生まれる」とし、「電子商取引の人工知能(AI)時代は始まったばかりであり、あらゆる人々に機会と挑戦をもたらす」と指摘した。