中国国有資産監督管理委員会は6月12日、中国初の全面的な水素エネルギー利用港(注)の着工式が山東省青島市で行われたと発表した。また、山東省港口集団(山東湾口)はこの着工式で、青島港での全面的な水素エネルギー利用港の建設プランを発表した(「中国新聞網」6月12日)。 山東港口は青島港を中心に、水素供給システム、効率的な水素充填(じゅうてん)システム、水素を安全に利用するための制御システムの3つを構築する。また、水素エネルギー産業サプライチェーンの統合モデルや、あらゆる場面での水素活用モデルなども提示する。このほかにも、水素エネルギーの産学官連携・イノベーション、貿易、公共サービスの3分野でプラットフォームを構築する。 山東港口は過去5年間、グリーン・低炭素化を積極的に推進しており、次の4つの成果を出した。 中国初の港湾でのクリーンエネルギー供給システムを構築し、1日当たりの水素エネルギー充填