ロシアのプーチン大統領が6日、サウジアラビアに到着。ロシア国営タス通信によると、ムハンマド皇太子と会談した。同大統領にとって異例な外遊の目的は湾岸諸国との協力強化で、国際舞台でロシアの孤立化を狙う米国や欧州の取り組みに対抗している。 ロシア国営テレビの映像によれば、プーチン氏はアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビからサウジのリヤドに入った。アブダビではムハンマドUAE大統領と会談し、両首脳は二国間関係と経済的な連携拡大を称賛した。 サウジとUAEへのプーチン氏の訪問は2022年2月のウクライナ侵攻以降初めてで、米国と欧州が制裁でロシアを締め付け、ウクライナに兵器を供給する中でも同氏を歓迎する地域が世界にあることを見せつけた。サウジでは二国間関係の連携強化が協議の焦点になるとみられる。両国が中心となっている石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は先週、追加減産で