函館大沼プリンスホテルの屋外で、2月の週末に限定し営業した「プリンス アイス バー」で、国内外の宿泊客にカクテルを提供した。グラスもテーブルも氷製。背広のポケットに忍ばせたカイロで、手を温めながらシェーカーを振り続けた。寒さでグラスに注いだカクテルがシャーベット状になることも。「冬の大沼ならではの味わい方。お客さまも楽しく飲んでもらえた」と声を弾ませる。...
【七飯】七飯大沼国際観光コンベンション協会会長で、大沼合同遊船社長の小泉真さん(56)が、昨年から1年以上かけて撮影した大沼公園の四季風景を収めた映像集がこのほど、完成した。鮮やかな紅葉や体験観光メニューを紹介するほか、渡り鳥の羽ばたきの瞬間やエゾリスの冬眠前の様子などを収録。小泉さんは「撮影を通して大沼の自然と人間の近さを感じ、改めて大沼の良さが分かった」と話している。 元日本テレビカメラマンの小泉さんは、以前外国人観光客の誘致事業でタイのバンコクを訪れた際、旅行会社から観光情報を新しい映像で欲しいとの依頼を受け、本格的に撮影に当たった。自費で最新型のビデオカメラを購入し、延べ150日を超える撮影期間を経て、自身で編集作業も手掛けた力作だ。 大沼公園の四季折々に魅せる姿を11分の動画に凝縮。ミズバショウの群生やヘラブナの産卵シーン、湖から野鳥が一斉に羽ばたく瞬間を遊覧船上から撮影するなど
北海道七飯町の大沼湖畔に住む新潟市出身の作家・新井満さん(69)が、東日本大震災の津波で1本だけ残った岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」から着想を得て、絵本「希望の木」(東京法令出版)を発刊した。 3・11後、生き残ったのに自殺する人がいることを知り、「つらいことがあっても、どうか死なないで」とのメッセージを込めた。 物語は一本松をレイラという少女に擬人化。レイラは自分だけが生き残り、独りぼっちの絶望を嘆くが、津波でなぎ倒された7万本の家族や仲間が犠牲となって自分が生かされたことに気づく。「もらったいのちを今度はわたしから子どもたちへ伝えてゆく」と、力強く生きる内容だ。レイラはアイヌ語で風を示す「レラ」からつけた。 新著は、2011年に出版した新井さんの同名の写真詩集の言葉を元に、アニメ映画美術監督の山本二三さん(62)が生き生きとした絵を付けた。山本さんは宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ
大沼の水 ヒシできれいに 過剰な栄養分吸収 アオコ発生の抑制期待 北大院生実験 (08/08 16:00) 人工沼に生えたヒシと様子を見守る宮下さん 【七飯】水質の悪化が懸念されている大沼国定公園の大沼の水をきれいにするため、北大大学院水産科学院プランクトン研究室の宮下洋平さん(修士2年)が、水草のヒシによる浄化実験に取り組んでいる。ヒシは水質悪化の原因になる水中の過剰な栄養分を吸収する力が高く、有毒性のあるアオコの発生を抑える効果も期待できるという。 ヒシは1年草の浮草で、水面にひし形の葉を放射状に広げ、水深3~4メートルまで茎を伸ばし、水中の栄養分を吸収する。 また宮下さんが2012年、水中の茎に付くぬめりのある微生物膜を調べたところ、アオコ発生の原因になる植物プランクトンを死滅させる性質を持つ細菌が、高密度で見つかった。湖畔に生える植物のヨシからも同じ細菌が高密度で発見されており、宮
放浪の画家・秋山さん、大沼で20年ぶり個展 亡き妻と生きた証し描く (08/07 16:00) 大沼湖畔で制作に励む秋山さん 【七飯】日本中を放浪し、夏場は東大沼キャンプ場で寝泊まりしながら、絵を描いている画家秋山誠さん(66)の約20年ぶりとなる個展が、大沼湖畔のギャラリー美人妻で開かれている。8年前から毎年夏に、フェリーと自転車で関西地方から大沼を訪れ、カンパの礼として絵を贈っている。放浪を始めて16年間で贈った絵は千枚。「絵は亡き妻と私の生きた証し。1枚でも多く残したい」と意欲は尽きない。 大阪府守口市の出身。絵描きか小説家を目指して10代で上京、アルバイトをしながら生き方を模索していたが、30歳の時、北海道旅行で運命の出会いをする。 釧路発東京行きのフェリーで、物思いにふける若い女性が目に付いた。「自殺するんじゃないか」と心配した秋山さんは、下船が近づいたころ、思い切って声をかけた
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