江戸幕府の軍艦「開陽丸」は、幕府が海軍力強化のためにオランダに発注した当時無敵を誇った軍艦です。旧幕府軍と新政府軍との最後の戦い・箱館戦争の際には、旧幕府海軍の旗艦として蝦夷地占領作戦に参加し、土方歳三らが率いる旧幕府陸軍の応援のため松前半島の江差町沖にやってきたところを暴風雨に遭遇し、座礁沈没します。たった一隻で歴史を変えたといわれる悲劇の軍艦「開陽丸」の真実を求めに、北海道へ行ってみませんか? 江差港にある財団法人「開陽丸青少年センター」に行ってみましょう。ここでは建造国のオランダに残されていた設計図をもとに、1990年(平成2年)4月に実物大で復元された開陽丸を見ることができます。見学料は大人500円です。 なお開陽丸青少年センターは「海の駅」も兼ねています。海の駅とは道の駅のいわば「海版」で、ヨットやモーターボートの係留施設を持っていてクルージングやフィッシングの拠点となっています