【江差】江差港南埠頭(ふとう)付近で実施しているトラウトサーモン(ニジマス)海面養殖実証試験の今年2回目となる試験魚計測が3月23日に行われた。昨年11月15日の試験開始から約4カ月で、平均体長(尾叉長)は1・37倍、重量は約3・38倍になり、順調に成長していることが分かった。 実験は、漁業経営の安定と育成を図るため、ひやま漁協や町などでつくる江差地域漁業振興実証計画地域協議会(会長・工藤幸博ひやま漁協組合長)が実施。平均尾叉長32・8センチ、体高7・4センチ、体重483・6グラムの約2000匹を、直径20メートル、深さ3メートルのいけす1基に放ち育成を開始。同漁協江差支所青年部(中村広之部長)を中心に漁業者が3班に分かれ協力しながら、1日2回の餌やりを続けている。1月18日に1回目の計測を実施した。 計測作業は、いけす内から20匹を釣り上げ、ニジマスを眠らせる薬剤の入った水槽でしばらく泳