函館市内で映像制作を行う「函館動画工房」は、死後、残された家族や友人に自分の思いを動画にして伝える「エンディングムービー」の制作サービスを始めた。文章によるエンディングノートと異なり、表情やしぐさも残せるのが特徴で、同工房代表の高橋修さん(59)は、「自分らしい方法で家族への感謝、思いを伝えてほしい」としている。 動画では、幼少期からの思い出やお世話になった人たちへの感謝を語る様子を高橋さんが撮影する。古い写真をスライドショーで流すこともできる。死後に故人の写真を映像として編集する葬儀社などのサービスはこれまでにもあったが、高橋さんは「生前に動画を撮影して残す、こうした専用サービスはほとんどない」という。 高橋さんは函館出身で、東京の広告代理店で飲食店のPR動画などを制作してきた。昨年12月に函館に戻り、同工房を開業した。10年前に妹を病気で亡くした際、「写真や手紙は残っても、故人の声や動
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