将棋の第65期王位戦七番勝負第2局1日目の封じ手の封筒を立会人の森内俊之九段(左)に渡す渡辺明九段(右)。藤井聡太王位(中央)=北海道函館市(日本将棋連盟提供) 将棋の藤井聡太王位(21)=棋聖・竜王・名人・王座・棋王・王将との7冠=に渡辺明九段(40)が挑戦する第65期王位戦七番勝負の第2局が17日、北海道函館市の「湯元啄木亭」で指され、渡辺九段が53手目を封じて1日目を終えた。 第1局は千日手指し直しの激戦を制して藤井王位が先勝。藤井王位はシリーズで5連覇すれば今年度の棋聖戦に続いて自身2つ目の永世称号「永世王位」(連続5期または通算10期)の資格を獲得し、新たな偉業へ好発進した。19日には22歳の誕生日を迎え、21歳ラスト対局で連勝を決めるか。一方、渡辺九段は、昨年4~6月の名人戦七番勝負以来約1年ぶりのタイトル戦。タイトル通算31期、永世竜王と永世棋王の資格を持つが、王位戦七番勝負