公益財団法人日本航空教育協会は、航空科学教材としての工作キット「ハイブリッドフリープレーン(KM-73 スターフライヤー)」を、2019年7月10日(水)に発売する。専用充電器を使って5秒充電するだけで約40秒飛行する斬新な紙飛行機。完成品のサイズは270(幅)×55(高さ)×220(奥行)mmで、湿気に強いスチレンペーパーで作られている。価格は1500円(税抜)。
プロペラやエンジンを使わない「夢の飛行機」の模型を飛ばすことに、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが成功した。電気で大気をイオン化して風(イオン風)を起こして飛ぶという革新的な仕組みを実現した。22日、英科学誌ネイチャー電子版に発表される。 機体は全幅約5メートル、重さ2・45キロで昔の複葉機のような外観。リチウムイオンポリマー電池と4万ボルトまで昇圧できる超軽量変圧器を搭載している。ゴムのカタパルトを使って離陸後、安定飛行段階以降は、翼の下にある電極などで「イオン風」を起こして平均47センチ上昇するなどし、40~45メートルを飛ぶことに成功した。 この推進システムには、プロペラやジェットエンジンのタービンといった可動部がないため、静かに飛行できる。排ガスもない。最初はドローンでの実用化が想定されており、研究チームのスティーブン・バレット准教授は、朝日新聞の取材に「10年以内
神戸・ポートアイランド上空を飛行する国交省航空局の航空機=14日午後、神戸市中央区から(撮影・大森 武) 14日午後、神戸市中央区の人工島周辺の上空で、航空機が繰り返し旋回した。神戸空港に着陸できなくなったようにも見える動きに、目撃した市民らの不安が募ったが、しばらくすると、何事もなく飛び去った。 双翼にプロペラを備えた機体がポートアイランドに現れたのは14日午後2時ごろ。弧を描くように10~20分ほど飛び回り、近くのビルの社員らが「トラブルで降りられなくなったのでは」などと心配した。 だが、神戸空港に離着陸の届けはない。国土交通省に問い合わせると、「うちの調査飛行ですね」との回答。同空港の無線施設が正常に機能しているかを調べるために、周辺で旋回を繰り返していたという。 「年に1~2回の定期的な検査で、旅客機の運航にも万全の配慮をしてますのでご安心ください」と担当者。米子(鳥取県)で離着陸
<前後の席の間隔はわずか58センチ! 座る人を選ぶほどのコンパクトなシートは、もはや「座席」とは言えない...> 空の旅は苦行になるかもしれない――。 4月10~12日に、ドイツのハンブルクで開催された航空関連製品の見本市「Aircraft Interiors EXPO」に出展された、ある企業の製品が注目を集めている。 想像してみてほしい。飛行機に乗ったことがある人なら、エコノミークラスだとしても、平均的な体格の人であれば耐えられるくらいのシートピッチ(座席前後の間隔)になっていることは分かるだろう。シートピッチよりむしろ、座席の位置やどんな人が隣に座るかで、快適さはうんと変わってくる。 しかし今回の見本市に現れたのは、一般的なエコノミークラスに設置されている座席の概念を打ち消してしまうほどのインパクトを持つ座席。隣の人も窓側も通路側も関係ない。座席自体がサプライズなのだ。 It's ba
これで出勤したい…。滑走路や特殊免許も不要な自家用機「Cora」2018.03.26 07:4047,265 湯木進悟 広い家なら大丈夫? 車道は長い長い渋滞の列。そんなとき、ささっと上空へ舞いあがり、目的地までスイスイと飛行できたら、どんなによいことでしょう! そんなコンセプトから、いわゆる空飛ぶ車の開発などが進められてはいるものの、なかなか実現にはいたっていません。空飛ぶタクシーを本気でサービスインさせると息巻いている会社もあるにはあるのですが…。ところが、すでに完成に近い形で、空港も滑走路もいらない自家用機の提供を目指している企業があるんです。 なんとあのGoogle(グーグル)の共同創設者であるLarry Pageさんと、自動運転技術の開発で第一人者のSebastian Thrunさんがタッグを組み、Kitty Hawk(キティ・ホーク)という会社が誕生。そして、革新的な電動セスナ
ただでさえ狭い飛行機のシートの中でも、3列シートの「中間の席」は、左右を人に挟まれて圧迫感がある上に窓側席のような眺望もなく、通路席のような出入りしやすさもないという三重苦のため、両サイドの空席がないときの最終手段という不人気席です。しかし、中間の席にほんの少しのプレミアム感を与えつつ可動システムを取り入れることで、飛行機利用者の満足感も高めつつ航空会社に大きなコスト削減を実現できる魔法のシート「Side-Slip Seat」が考案されています。 Side-Slip Seat (ムービー自動再生注意)https://www.airlineseats.biz/ Molon Labe Side-Slip Airline Seat Improves Boarding, Middle Row | Money http://time.com/money/4033371/middle-seat-sid
「風の谷のナウシカ」に登場するメーヴェを模した無尾翼機を操縦する八谷和彦さん=滝川市のたきかわスカイパークで2016年7月16日午前8時35分、三股智子撮影 31日、北海道滝川の航空イベントで、初の公開テスト飛行 宮崎駿監督の作品「風の谷のナウシカ」で主人公が使った飛行装置「メーヴェ」をモデルにしたジェットエンジン搭載の無尾翼機が31日、北海道滝川市である航空イベントで、初めて公開テスト飛行をする。 実現したのは、メディアアーティストの八谷和彦さん(50)=東京都渋谷区。機体は幅9.6メートル、全長2.7メートル、重さ約100キロで、ジェットエンジンの左右に木製の骨組みにフィルムを張ったカモメ(ドイツ語でメーヴェ)のような白い翼が伸びる。 詳細な設計や製造は小型機やグライダーの開発・製作メーカーが担当。八谷さん自身が機体の上に寝そべった姿勢でエンジンの出力を調整し、体重移動で操縦する。尾翼
空飛ぶクジラ。世界最大の飛行機「An-225 ムリーヤ」 オーストラリアへ初飛行 2016/05/13 航空 飛行機と言うのものは、サイズが大きくなるだけでここまで迫力が出るのですね。 世界最大の飛行機 として知られる「 An-225 ムリーヤ 」が、本日オーストラリアへの初飛行のために中継地点のプラハへと着陸しました。 An-225 ムリーヤ はウクライナのアントノフ設計局が開発した大型輸送機で、 世界最大の離陸重量 を誇っています。もともとはソ連の宇宙帰還機「ブラン」の輸送のために1980年代に開発された機体で、なんと 世界に一機 しか存在しません。またその機体の大きさにもかかわらず、 高い運動性 を誇ることでも知られています。 今回、An-225 ムリーヤはチェコからオーストラリアへと130トンの発電機を運送するために運行されました。航路はウクライナからチェコ、トルクメニスタン、
三菱航空機と三菱重工業は、次世代リージョナルジェット機で開発中のMRJ(ミツビシリージョナルジェット)の飛行試験機初号機による初飛行を、10月26日~30日の期間中に実施すると発表した。 MRJはプロペラ機「YS-11」以来、ほぼ半世紀ぶりの国産旅客機。度重なる開発スケジュールの遅れで、開発に着手してから7年半で初飛行を迎える。 三菱航空機では、飛行試験は、安全をすべてに優先させて実施し、今後の機体状況、天候状況によっては、予定を変更するとしている。 《レスポンス編集部》
ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」のワールドツアーを4月下旬より実施する。 ワールドツアーは総計4万8000kmを超えるツアールートとなり、ホンダジェットは13か国以上を訪れる予定。今回のワールドツアーにより、ホンダジェットは日本および欧州にて初めて公開される。 日本では、4月25日 仙台空港、26日 神戸空港、5月2日・3日 岡南飛行場(岡山)、4日・5日 成田国際空港でホンダジェットを一般公開。ホンダジェットのデモンストレーション飛行や地上展示などを行う。 欧州では、スイスのジュネーブで5月19日から21日まで開催される欧州最大のビジネス航空ショー「ヨーロピアン ビジネス アビエーション コンベンション アンド エキシビション(EBACE2015)」にホンダジェットを出展。その後、ホンダジェットの欧州デ
A-12オックスカート抜きにSR-71ブラックバードは語れない2015.02.12 19:0014,612 satomi A12のAはArchangel(大天使)のA。 SR-71ブラックバードと生き写しですが、これはその父親のA-12オックスカート。ある意味、ブラックバードよりもっと優れたマシンとも言えます。その歴史を少し見てみましょう。 マッハ3.2実現の長い道程は1957年に始まりました。技術の粋を結集した極秘の飛翔体はどれもそうですけど、A-12開発史もまた驚くべきエピソードの連続でありました。 1957年にオックスカート開発プログラムがスタートしたのは、米軍の業務委託先が「ソビエトの防空網を回避する唯一の道は、超高高度の超音速飛行だ」と提案したのがきっかけです。 1954年にU-2偵察機開発プログラムの指揮をとったCIA幹部リチャード・ビッセルは、U-2(高高度偵察機)がソ連のレ
10月18日、三菱航空機は次世代のリージョナルジェット機「MRJ」のロールアウト式典をおこなった。動画共有サイトYoutubeでは、三菱航空機の歴史から、MRJの開発風景、そして開発に掛ける思いをつづった動画が公開されている。 MRJは、三菱航空機が開発する70~90席クラスの次世代民間旅客機。世界最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭エンジンの採用により、約20%燃費低減と騒音・排ガスの削減を実現する。リージョナルジェット機は今後20年で3倍になると言われている旅客機市場の中で、5000機以上の新規需要が期待されている。MRJは「圧倒的な運航経済性と環境適合性により、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献する」として、次世代旅客機のベンチマークをめざす。 MRJのチーフエンジニア兼技術本部長で執行役員の岸信夫氏は動画の中で、「モダンでスタイリッシュなMRJの客室は、
ホンダは、航空機事業子会社のホンダ・エアクラフト・カンパニー(HACI)が6月に初飛行に成功した『ホンダジェット』量産1号機を、米国ウィスコンシン州オシュコシュ市で開催されている「EAAエアベンチャー2014」で初披露した。 HACIは、ホンダジェット量産1号機の初披露を記念する式典を行ったあと、会場上空でデモ飛行を実施した。 ホンダジェットの開発責任者である藤野道格HACI社長は「2005年に初めてホンダジェットの技術実証機の公開飛行を行ったEAAエアベンチャーの会場で今日、量産1号機を初披露し、夢を原動力にチャレンジを続けるホンダの姿勢を見せることができた」と述べた。 ホンダジェット量産1号機は8月1日まで、HACIブースで展示される予定。 EAAが主催するEAAエアベンチャーは、毎年7月末から8月初旬の7日間開催され、会期中に約60か国から50万人以上が来場し、1万機以上の航空機が飛
ホンダの航空機事業子会社であるホンダ・エアクラフト(HACI)は、米国東部標準時間の12月20日に米国連邦航空局(FAA)から型式検査承認(TIA)を取得したと発表した。 TIA取得は、FAAによって規定された設計要件を「ホンダジェット」が達成しており、今後、認定試験用のホンダジェットにFAAパイロットが搭乗し、型式証明(TC)の取得に向けた最終的な認定飛行試験を行うことが承認されたことを意味する。 ホンダジェットに搭載するGE・ホンダ・エアロ・エンジンズ社製ターボファンエンジン「HF120」も型式認定を取得しており。今回のTIA取得によってホンダジェットのFAA型式証明の取得時期は、2015年1~3月となる予定。 FAA型式証明取得後は、ホンダジェットのデリバリーを開始する予定。 ホンダジェットの開発責任者であるHACIの藤野道格社長は「TIAの取得は、ホンダジェットにとって極めて重要な
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