インドネシアの防災当局は「昨夜9時40分ごろ、スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡付近で津波があり、20人が死亡し、2人が行方不明になっている」と発表しました。
東京電力の旧経営陣3人が原発事故をめぐって強制的に起訴された裁判で、グループ会社の社員が証人として呼ばれました。社員は、事故の3年前に巨大な津波の想定をまとめた際、東京電力の担当者から「計算の条件を変えることで津波を小さくできないか」と検討を依頼されたことを証言しました。 28日、東京地方裁判所で4回目の審理が開かれ、事故の3年前の平成20年に福島第一原発の津波の想定をまとめた東京電力のグループ会社の社員が証人として呼ばれました。 社員は、検察官役の指定弁護士の質問に対して、高さ15.7メートルの津波が押し寄せる可能性があるという想定を東京電力に報告していたことを証言しました。 その際、東京電力の担当者から「計算の条件を変えたり津波の動き方を変えたりすることで、津波を小さくできないか」と検討を依頼されたことも明らかにしました。 これ対して、社員は「専門家の学会で使われている手法なので条件は
東日本大震災から、あと少しで7年となる。 ついこの間のことだったような気もするし、だけど気がつけば東京で暮らす私は震災や原発事故のことを忘れている時間が増えていたりして、毎年「3・11」が近づくたびに、何か言い訳のように「あの日から◯年」なんて原稿を書いている気もする。 だけど、「忘れない」ということ以外に、できることは多くない。 連載を読み返してみると、昨年の3月には「3・11後の『不思議な体験』について〜『魂でもいいから、そばにいて』」という原稿を書いている。 タイトル通り、震災後の不思議な体験を集めた本『魂でもいいから、そばにいて――3・11後の霊体験を聞く』について書いたものだ。津波で流されたはずなのに、いつも同じ場所に立っている親友。津波で亡くなった兄の壊れた携帯から届いた「ありがとう」のメール。大切な家族を亡くした人にとっては、「不思議な体験」そのものが、「頑張れよ」というメッ
【シドニー=共同】米地質調査所(USGS)によると、南太平洋のパプアニューギニア沖で17日午後8時51分(日本時間同午後7時51分)ごろ、マグニチュード(M)7.9の地震があった。米ハワイの太平洋津波警報センターは、パプアニューギニアとその周辺の島国に津波の恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。同センターによると、パプア
東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校の児童の遺族が訴えた裁判で、仙台地方裁判所は石巻市と宮城県に対し14億円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。 裁判では、海岸からおよそ4キロ離れた小学校まで津波が来ることを学校側が予測できたかどうかや、学校の近くにある裏山に避難するなどして児童の安全を確保できたかどうかなどが争われました。 26日の判決で、仙台地方裁判所の高宮健二裁判長は、石巻市と宮城県に対し14億円余りの賠償を命じました。 大川小学校では学校の管理下としては震災で最も多い子どもたちが犠牲になり、裁判所の判断が注目されていました。
火星で30億年以上前に津波が発生したことを示す痕跡を発見したと、アメリカなどの国際研究機関が発表し、火星のかつての姿を理解するうえで重要な成果として注目されています。 研究チームは火星を回っている複数の探査機の観測で得られた画像やデータを解析して、火星の北半球の地形を詳しく調べたところ、広い範囲で、岩石などが斜面を上に向かって押し上げられるように堆積している地形を見つけました。 この地形は、およそ34億年前、火星に海があったと考えられている時期に発生した津波によって押し流されて堆積したと考えることで説明できるとしています。 研究チームは2回の津波の痕跡を見つけ、これらの津波は直径30キロメートルものクレーターを残した隕石(いんせき)の衝突によって引き起こされ、高さは最大で120メートルに達したとみられるとしています。 火星には一時期、海が広がっていたと考えられているものの、明確な海岸線が見
14日午前5時51分ごろ、鹿児島・薩摩半島西方沖を震源とする地震があり、鹿児島市などで震度4を観測したほか、九州~近畿地方で震度3~1の揺れがあった。気象庁によると、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7・0と推定される。強い揺れがあった地域では今後、1週間程度は最大で震度3程度の余震が起きる可能性があるとしている。 この地震で、気象庁は午前5時56分、鹿児島・屋久島やトカラ列島などに津波注意報を発表したが、午前7時20分に解除した。トカラ列島・中之島で午前6時45分に最大30センチの津波が到達した。また、震度1以上の余震も2回観測されている。 気象庁によると、今回の地震は陸側のプレート内部の浅い所で発生。地震を起こした断層のタイプが、津波が発生しにくい横ずれ断層だったため、津波の影響範囲は限定的だったとしている。 九州電力鹿児島支社によると、稼働している鹿児島県薩摩川
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約240年おきにマグニチュード9を超す巨大地震が起きている米・太平洋沿岸部。次なる大地震の襲来までいよいよ待ったなしの状況にあることを専門家が指摘し、甚大な被害が出ると警告した。 ニューヨーク市立大学シティカレッジ、プリンストン大学、ニューヨーク大学などで教鞭をとっている日系三世のミチオ・カク物理学博士(Dr. Michio Kaku)。米国の太平洋沿岸部をほぼ240年おきに襲う巨大地震について、彼がこのほど『Fox News』にて米・連邦緊急事態管理庁(Federal Emergency Management Agency)がまとめた地震の規模、津波、そして被害についての予測をもとに解説。「Xデーまでいよいよ待ったなし」と人々に注意を促した。 問題の地震は「カスケード地震」と呼ばれ、最後に起きたのは1700年とすでに300年以上が経過している。その時の震源地は太平洋岸北西部沿いのファンデ
東日本大震災の発生から4年目となる3月11日、東京・千代田区の国立劇場で、政府主催の「東日本大震災4周年追悼式」が行われた。 東日本大震災から4年が経ちました。ここに一同とともに、震災によって亡くなった人々とその遺族に対し、深く哀悼の意を表します。 4年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う津波により、2万人を超す死者・行方不明者が生じました。テレビに映った津波の映像は、決して忘れることのできない本当に恐ろしいものでした。 死者・行方不明者の中には危険をかえりみず、人々の救助や防災活動に従事した人々があったことが、今も痛ましく思い出されます。被災地で、また避難先で、被災者の多くが今日もなお、困難な暮らしを続けています。特に年々、高齢化していく被災者の健康は深く心にかかります。 さらに、この震災により原子力発電所の事故が発生し、放射能汚染地域の立ち入りが制限されているため、多くの人が住
東日本大震災の発生直後、宮城県石巻市の私立日和(ひより)幼稚園が高台から海側へ送迎バスを出発させ園児5人が死亡した事故で、遺族が運営法人と当時の園長に計約2億7千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審が近く、仙台高裁(中西茂裁判長)で和解する見通しとなった。 遺族側の代理人弁護士によると、14日の協議で、次回の12月3日に双方が和解案を受け入れることになった。訴訟関係者によると、高裁からは園側の法的責任を認める和解案が示されているという。 事故は2011年3月11日の地震直後に起きた。幼稚園の送迎バスが園から海側に向かって出発し、乗っていた5人が津波の犠牲になったが、高台の園は被害を免れた。4人の遺族が提訴した。 昨年9月の一審・仙台地裁判決は、ラジオや防災行政無線での情報収集義務を怠ったなどとして園側の責任を認め、約1億7700万円を支払うよう命じた。 園側が控訴した二審では双方が和解の話し
昨年11月からの火山活動で急成長した小笠原諸島の西之島(東京都)は、このまま溶岩が活発に流出し続けると不安定になり、斜面の一部が崩壊する可能性があるとの見方を、東大地震研究所の前野深助教(火山地質学)らがホームページ上で明らかにした。 崩壊した部分が海に流れ込み、約130キロ・メートル東の父島(同)に津波が到達する恐れもあるという。 溶岩の流出量は1日約20万立方メートル。これが続くと、円すい形の急斜面に積み重なり、崩壊しやすくなる。 前野助教らがコンピューターで計算した結果、11月以降の溶岩の噴出量の約4分の1にあたる1200万立方メートルが、東側斜面で崩落した場合、17~19分で最大約1メートルの津波が父島に到達することが分かった。前野助教は「津波計などを新設して、崩壊をすぐ把握できれば、避難につなげられる」と指摘している。
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