タグ

ブックマーク / caprice.blog63.fc2.com (112)

  • きまぐれな日々 岩手県大船渡市ご出身・伊東勉さんからいただいたコメント

    まず、今回の東日大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、震災でたいへんな目に遭われている方々に、心よりお見舞い申し上げる。 岩手県北上市在住の伊東勉さんから、当ブログにコメントをいただいた。 http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1162.html#comment11666 はじめてコメントさせていただきます。 …とはいっても、こういう形ではしたくなかったです。 今回の地震で、私の故郷・大船渡や陸前高田が壊滅してしまいました。当に悔しくてなりません。 拙稿でも書きましたが、自分たちでがんばるにしても今は何もかもが足りません。Kojitakenさんはじめ、皆様のご協力よろしくお願いします。 後ほどあらためて挨拶に来ます。 2011.03.13 14:27 伊東勉 伊東さんの最新のブログ記事は下記。 http://plaza.rak

  • きまぐれな日々 どこまでも卑劣な石原慎太郎がまたも「後出しじゃんけん」

    前回のエントリ「小沢一郎はトンデモ、菅直人は規制緩和屋。救いのない民主党」のコメント数が60件近くになっている。小沢一郎が小泉政権時代の2005年3月に「夕刊フジ」に書いた「剛腕コラム」の内容が議論になっているのだが、もう20年も前から小沢一郎の「小さな政府」や「規制緩和」への志向に辟易し続けてきた私としては、小沢一郎なら言いそうなことだとしか思えず、『kojitakenの日記』にも書いたように、なぜ小沢一郎のような「自己責任厨の保守オヤジ」がなぜここまで神格化されるのかさっぱり理解できない。 特に、新自由主義の権化ともいえる河村たかしの「減税日」(=「強者への逆再分配日」)を小沢信者が持ち上げるさまは異様の一語に尽きる。『kojitakenの日記』には、kemouさんが下記のようにコメントされている。 こんな発言でも肯定できる人達だからこそ、社民主義やリベラリズムとは対極にある河村さ

  • きまぐれな日々 橋下徹が進める「保育所の最低基準緩和」で失われる幼い命

    ブログ「Nabe Party - 再分配を重視する市民の会」に今朝公開された記事「『保育所の最低基準緩和』が招いた悲劇 これでも河村たかしの『減税日』を支持できますか?」(下記URL)は、名古屋在住のとらよしさんが書かれた記事だ。 http://nabeparty744.blog111.fc2.com/blog-entry-16.html これは、2月22日、著者のとらよしさんから当ブログにいただいた非公開コメントを「鍋ブログ」の記事として掲載したものだ。なんといっても息を呑んだのは、記事中からリンクを張られている報道番組の動画だ。「保育園の最低基準緩和:子どもをギュー詰めに詰め込む方針」と題されたこの動画(下記URL)は、河村たかしの盟友・橋下徹が旗を振って推進しようとしている保育園の面積の最低基準緩和に警鐘を鳴らした、大阪・関西テレビのローカルニュース番組(「スーパーニュースアンカー

  • きまぐれな日々 「減税日本」は「強者への逆再分配日本」と呼ばれるべきだ

    小沢一郎に近い民主党の比例区単独選出議員16人が菅執行部に反旗を翻したことで、政局は一気に流動化したとされている。 「とされている」と書いたのは、政権与党のくだらない権力争いなんかどうでも良いと私が考えているからであって、自民党政権末期時代の「麻生降ろし」に対しても私は冷淡だった。「麻生降ろし」には、どうせ次の選挙で大敗する諸氏がいったい何やってるんだと思ったものだが、現在では同じことが民主党衆院議員諸氏に当てはまる。今回菅直人に反旗を翻した16人は、昨夜のテレビで一色清と古舘伊知郎が言っていたように、おそらく今のままだと、ほぼ全員次の総選挙で落選するだろう。だから、早く泥船から逃げ出したいのである。 そういった点では、まだ一昨年の自民党議員たちの方に誇りを感じる。彼らは、自民党公認で立候補して、堂々と散っていったからだ。現在、「小沢一郎に近い」といわれる民主党の比例区単独選出議員たちが考

  • きまぐれな日々 「頑張れない人にも再分配を」と語る赤木智弘に共感した

    現在テレビのワイドショーでは大相撲の八百長の話で持ち切りだ。相撲への興味をすっかり失ってから久しい私にとっては、相撲で八百長をやっているのは当たり前のことであって、何で今頃騒ぐのかと思えるほどだが、それでも「週刊ポスト」が大相撲の八百長疑惑追及キャンペーンを始めてから30年以上経って、ようやく大相撲の八百長が事実として認められ、追及が始まったことに感慨を覚える。 突飛な連想かもしれないが、私が思い出したのは沖縄返還をめぐる密約の話だ。この密約は、元首相・佐藤栄作の密使として若泉敬が動いた「核持ち込み」の密約と、元大蔵大臣・福田赳夫(のち首相)と元大蔵省財務官・柏木雄介(2004年死去)が推進した、沖縄返還に伴うアメリカへの巨額の支払いに関する密約の二つに大きく分けられるが、これらについても密約の存在が歴史的事実とみなされるようになるまでには、長い年月を要した。 これほどまでにも社会に働く慣

  • きまぐれな日々 本当に必要なのは減税ではなく、再分配の強化なのだ

    年末年始に体調を崩していたせいもあるのかもしれないが、現在ほど重苦しい時代の空気は、ちょっと記憶にない。バブルが崩壊してから数年後の90年代末に、「第二の敗戦」などと言われた。ネットで調べてみると、これを言ったのは江藤淳で、1997年12月に発売された『文藝春秋』1998年1月号に書いたものらしいが、江藤淳は1999年に自殺した。 その2年後、閉塞感を打ち破れとばかり現れたのが小泉純一郎であり、彼は「抵抗勢力」を設定して、それへの批判を集中させる手法で人気を得た。小泉の錦の御旗は「規制緩和」であり、官僚支配を脱して「官から民へ」と「改革」を行い、「小さな政府」を実現させれば、日に明るい未来があるはずだった。だが、それは幻想に過ぎなかった。 90年代末にも「閉塞感」が語られたが、10年代初めにも再び「閉塞感」が語られている。だが、現在の陰さは90年代末の比ではないように思われる。日人は

  • きまぐれな日々 尖閣ビデオ流出事件の西山太吉インタビューと沖縄県知事選

    今回も尖閣ビデオ流出問題の件から始めるが、この件で勢いづいたのが国内の極右勢力である。政治家でも、石原慎太郎、安倍晋三、城内実ら、いつもの極右政治家たちが勇ましい言葉で大衆を扇動している。『kojitakenの日記』で、一昨日(13日)には安倍晋三と城内実、昨日(14日)には石原慎太郎をそれぞれぶっ叩いておいたので、興味のある方はご参照いただきたい。 今回の件は、最初に政府がビデオの存在を思わせぶりに口にして、一部の国会議員に映像の一部だけを見せるなどしておきながら、間抜けにもセキュリティ管理がずさんで、易々と海上保安官にビデオの流出を許したという拙劣さが最大の問題だ。政府は厳しく批判されて当然だろう。 だが、その批判が、ビデオを流出させた海保職員を英雄視するという、「右」からの偏狭なナショナリズムによるものが圧倒的に多いところに、事態の深刻さがある。 中には、「『知る権利』によくぞ応えて

    holyagammon
    holyagammon 2010/11/15
    左にいい顔してたね佐藤
  • きまぐれな日々 NHKスペシャル「借金862兆円はこうして膨らんだ」に呆れる

    mixiの「鍋党」コミュニティには、これを書いている時点で44人の方にご加入いただいた。コミュは、今のところまだ「入れものだけがある」状態でしかないが、別にROMでも何でも構わないので、お気軽に参加していただきたいとお願いする次第だ。 それにしても、昨日放送されたNHKスペシャル「借金862兆円はこうして膨らんだ」は、ひどい番組だった。財政赤字を積み上げた歴史を、旧大蔵省幹部の極秘証言録を入手したと称して、財務省の論理、財政再建厨の論理から、「これだけ『お国の借金』があるのだから、国民は社会保障切り捨てに耐えろ、消費税の大幅増税を受け入れろ」と脅迫するだけの、最低の番組だった。これほど一方的な立場からのプロパガンダに徹した「NHKスペシャル」を見た記憶は、私にはほとんどない。 八つ当たりすると、司会の城勝と首藤奈知子も最低で、城というのは政治取材23年のキャスターらしいが、はっとさせら

  • きまぐれな日々 mixiに「鍋党」のコミュニティを立ち上げたよ。参加者募集中。

    アメリカの中間選挙では、事前のメディアの予想通り共和党が大勝し、「ティーパーティー」(茶会運動、茶会党などと訳される)が躍進した。 「日版ティーパーティー」を目指す河村たかし・名古屋市長らに対抗して立ち上げる運動と名称として、前回のエントリで挙げた「鍋党」という名称には賛否両論があったものの、「鍋党」に代わる名称の候補としては、「朱の盤」さんから「ナベたたき党」という案をいただいたのみだった。朱の盤さんの案は、片仮名の「ナベ」である点に大いにウケたものの、「叩く」より「作る」イメージがあった方が良いなあと思うし、他に案を出された方がいなかったこともあって、とりあえずは「鍋党」という名称を用いたいと思う。ナベを叩くデモをやったあと、同じ道具を使って鍋料理をやる、というのも一興だろう。 「鍋党」運動の始め方について、『広島瀬戸内新聞ニュース』から大変参考になるTBをいただいている(下記URL

    holyagammon
    holyagammon 2010/11/05
    鍋といえば、「素人の乱」の松本哉氏だな。
  • きまぐれな日々 河村たかしの「減税日本」に対抗して「鍋党」を立ち上げようか

    明日アメリカの中間選挙だが、確実視される共和党の勝利以上に、ティーパーティー(茶会運動)が注目されるだろう。想像もしたくないが、2012年の大統領選でサラ・ペイリンが当選することなどあり得るのだろうか? 日でサラ・ペイリンが推進する茶会運動に対応する運動をやっている政治家として、いま一番目立つのは河村たかしだろう。少し前は橋下徹が注目されていて、昨年の衆院選前に橋下が民主党にすり寄ったところ、鳩山由紀夫を筆頭に、小沢一郎も菅直人もみんな橋下に秋波を送り、橋下は橋下で小沢一郎にすり寄る姿勢を見せたことに、私はブチ切れたものだ。 今日発売の『AERA』11月8日号には、「河村と小沢『減税新党』へ」という記事が出ているらしい。私はまだ目にしていないが、発売日前の週末に記事をご覧になった方によると、河村たかしは大村秀章に愛知県知事選出馬を薦めたり、郵政解散・総選挙を強行した小泉純一郎の政治を「独

    holyagammon
    holyagammon 2010/11/01
    救世軍ですね、わ(違)
  • きまぐれな日々 庶民の嫉妬心を利用する新自由主義者・河村たかし

    「マガジン9条」のサイトで雨宮処凛さんが連載しているコラムに、河村たかし信者の生態が活写されていたのを読んで吹き出した。 http://www.magazine9.jp/karin/101020/ もうひとつ、驚いたのは河村たかし市長の応援をしている、というオジサンの発言。何かとても熱心に応援しているようなのだが、河村市長の「市議会の議員報酬カット」を強く支持している模様で、「イチローがたくさん貰ってることには腹は立たないけど、議員が2000万貰ってるってことに腹が立つんですよ!」とアジテーション。また、生活保護を受けている人に批判めいた発言をしたり、「若者の貧困には同情するけど老人の貧困は自己責任」的なことを言って会場から非難されると慌てて取り消したりと、とにかく印象深い発言のオンパレードなのだった。 この部分だけ切り取り、あの政治家にしてこの信者あり。 とだけコメントして『kojita

  • きまぐれな日々 新編「民のかまど」 ─ 河村たかし・小沢一郎・野田佳彦原作

    高き屋に のぼりて見れば 煙り立つ 民のかまども にぎはひにけり 天皇が民を貧困から救い、高台から見渡すとどの家のかまどからも立ち昇る煙が見えた、というこの和歌を詠んだことで知られる仁徳天皇が、ずっとのちの未来に、やはり天皇として転生されました。 その国では、かつてと同じように、多くの家ではその日にべる料すらなくなり、人々は飢えに苦しんでいました。天皇は「民のかまどより煙が立ち昇らないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都がこうだから、地方はなおひどいことであろう」と仰せられました。 しかし天皇が発せられた詔(みことのり)は、かつてとは違って、「向こう3年、税を免ず」ではありませんでした。 天皇は、古代と今では社会の構造が全く異なっていることにお気づきだったのです。その国では、普通の民家からは全然煙が立ち上らないのに、土豪が住む大きな家のかまどから立ち上る煙の勢いだけは強かったの

  • きまぐれな日々 「国会議員定数削減」で人気挽回を図る菅首相には呆れる

    菅直人首相には、ますます呆れるばかりだ。 臨時国会召集日に、「異例」の記者会見(異例かどうかは異論もあるようだが)を行って、何を言い出すかと思うと、「国会議員が自ら身を切る必要がある」と称して、衆議院80、参議院40の定数削減を言い出した。 おそらく、「公務員叩き」で人気を急上昇させた「みんなの党」にあやかろうという魂胆だろう。 だが、そんな浅知恵はすぐに見透かされてしまう。 この議員定数削減は、小沢一郎や鳩山由紀夫が強硬に主張していた政策だから(小沢一郎と鳩山由紀夫は菅首相よりもっと悪質で、削減の対象を比例区に絞っていた)、世の「小沢信者」はこの件では菅首相を批判はしないだろう。だが当ブログは菅首相を批判する。 何よりふざけているのは、菅首相自身が、アメリカ以外の国と比較すると日の国会議員定数は決して少なくないことを知っていることだ。そのことに言及した映像がテレビで流れた。世界的には必

  • きまぐれな日々 「みんなの党」躍進の諸相 ─ 「公務員叩き」とリフレ政策

    参院選が終わって2週間が経過したが、頭を去らないのが「みんなの党」の躍進と共産党・社民党の不振である。特に、選挙前に一部知識人やマスメディアが「みんなの党」への雪崩現象を起こそうとしていたことが、非常に気になった。 ここでいう「一部知識人」として私が念頭に置いているのは飯田泰之であり、マスメディアとして念頭に置いているのは『週刊朝日』である。前者はロスジェネ世代に人気のある経済学者で、後者は小沢一郎シンパの間で最近評判が高い週刊誌だ。 ところが、これにとどまらず、「みんなの党」支持者は意外に広範な広がりを見せていた。たとえば、「小沢一郎よ、今こそ立ち上がれ!」と題したエントリを上げて、世の小沢信者を狂喜させた天木直人もその一人だ。天木は、前記小沢一郎にエールを送った2日前のエントリで、比例区も選挙区もともに「みんなの党」に投票したことを告白している(下記URL)。 http://www.a

  • きまぐれな日々 参院選で民主党惨敗、自民に改選第一党を許す

    参議院選挙で民主党が惨敗し、自民党の改選第一党を許した。 事前の情勢調査で、地方の一人区における自民党優勢が伝えられていたが、それがさらに加速した。自民党は、一人区を21勝8敗と圧勝した。 民主党は、比例区では第一党を維持したが、前々回(2004年)、前回(2007年)より得票率及び獲得議席を減らした。また、自民党は比例区における低落傾向に歯止めがかからず、過去最低の議席数を記録したものの、一人区での貯金にものをいわせて、9年ぶりに改選第一党の結果を勝ち得た。 民主党対自民党以外で注目されるのは、みんなの党が得票を伸ばしたことだが、思ったほどの爆発的な勢いではなかった。公明党は議席を減らした。また、与党の国民新党、野党の共産党、社民党、国民新党は揃って惨敗するとともに、雨後の筍のように立ち上がった「たちあがれ日」、「日創新党」、「新党改革」もいずれも惨敗し、「たちあがれ」と「新党改革」

  • きまぐれな日々 「経済極右」に屈した菅首相が「消費税増税検討」を明言

    ついに菅直人首相が消費税増税に言及した。自民党が参院選の公約に盛り込んだ「消費税10%」を参考にして、今年度中に、逆進性の対策を含む消費税率改革案をまとめる方針を表明したのである。朝日新聞の論説室は、昨夜は勝利の美酒に酔ったに違いない。今朝の紙面には、「『消費税タブー』を超えて」と題する、勝ち誇った社説が掲載されている。朝日新聞の「完全勝利」だ。日経、読売、毎日、産経など主要新聞社はみな同じ立場の主張をしているが、もっとも過激に議論を引っ張ったのが朝日新聞である。 菅直人首相に近い経済学者として、神野直彦、金子勝、小野善康氏らが挙げられるが、いずれも現在の経済学の主流には属さない。神野氏は著書で「私の思想は、異端である」と書き、財務官僚は「小野氏の学説は少数派」だと菅首相に言い、金子氏に至っては「経済学界のアルカイダ」を自称する。財政の大きな役割の一つとして、所得の再分配があるが、再分配を

    holyagammon
    holyagammon 2010/06/18
    "現状では「経済極右」の勢力は異様に強く、社民主義勢力は「異端」と自称せざるを得ないほどの少数派"
  • きまぐれな日々 鳩山由紀夫首相の辞意表明に、ほっと安堵した

    ついに鳩山由紀夫首相が辞意を表明した。 私は、一昨日(5月31日)の報道を受けて、昨日(1日)に、鳩山首相が辞意を表明するものとばかり思っていた。月初の総理大臣の辞意表明といえば、一昨年9月の福田康夫首相(当時)の例があったな、あの時は、テレビの通常番組が突如中断されて、福田首相の記者会見の映像が流れたな、などと思いながら、テレビ朝日の『報道ステーション』を見ると、なんと鳩山首相が巻き返したと報じられていて、鳩山首相が親指を立てて不敵な笑みを浮かべる映像が流れたものだから、狼狽してしまった。 そういえば昨年6月にも、「麻生降ろし」が起きたけれども、結局森喜朗や与謝野馨らは麻生太郎首相(当時)を降ろせなかったな、などと思い出すと、冷静ではいられなくなった。 改選を控えた民主党参院議員も怒りのあまり逆上したという、親指を立ててにやりと笑う、いかにもふてぶてしく見えた鳩山首相は、実際にはその時点

  • きまぐれな日々 嘘つきが正直者を切り捨てた罷免劇と新自由主義の不条理

    当ブログの最初の記事は2006年4月9日付だが、実際には同年4月16日に開設して、遡って9日付のタイムスタンプをつけたものだ。その直前、2006年4月7日に民主党代表に就任したのが小沢一郎だった。小沢一郎は、それまで新自由主義を志向していた党の方針を転換し、「国民の生活が第一」をスローガンに掲げた。 別に小沢民主党を応援するためにブログを開設したわけでもなんでもなかったが、小泉純一郎とともに、ポスト小泉の命と見られていた安倍晋三を止めたいという気持ちは強かった。だから、ブログ開設2か月後に、安倍晋三が統一協会系の大会に祝電を送った件が、マスコミにはほとんど報じられなかったけれども、ネットで騒がれた時に、騒ぎに参加することによって、政治問題を扱う路線を確立した。もっとも、その前から政治について書いていたけれど。当時「AbEnd」と名づけた安倍晋三排斥運動の旗振り役を務めた。この時期の頂点が

    holyagammon
    holyagammon 2010/05/31
    "嘘つきが正直者を切り捨てた上で、正直者の仲間たちに「これからも仲良くやろう」と言っている図式であって、およそ想像を絶した不条理の世界"
  • きまぐれな日々 神野直彦『「分かち合い」の経済学』に見る消費税増税論批判

    昨日(5月20日)の朝日新聞3面に、参院選に向けて「みんなの党」の支持率が急伸しているとの記事が掲載された。この政党が政権与党である民主党への批判の受け皿になっているというのである。 それはその通りなのだろうが、全くいただけないのは、この朝日の記事が、「小泉政権時代に構造改革路線を進めた元財務省官僚」・高橋洋一の口を借りて、「みんなの党」の「小さい政府」路線を支持しているようにしか読めないところである。「小泉改革の自民党を支持し、政権交代を掲げた民主党を支持してきた人々は、早くも見切りを付けて第三極へと流れていくのか」などと書いている。 そこで、今日のエントリでは「みんなの党」批判をメインにしようと当初考えた。「みんなの党」のマニフェストを見ると、朝日新聞が書く通り、この政党が典型的な「小さな政府」論に立っていることがよくわかる。国家公務員の10万人削減や給与・ボーナスのカット、国会議員の

  • きまぐれな日々 普天間基地問題で最初から強気に出るべきだった鳩山首相

    沖縄で米軍普天間飛行場の県内移設に反対する県民大会が開かれたが、参加者は9万人(主催者発表)に達し、県内移設反対の民意はいよいよ動かしがたいものになった。鳩山由紀夫首相の「腹案」はどうやら徳之島だったと思われるが、徳之島でも先週反対集会が開かれて大勢の人が集まった上、アメリカも乗り気ではなく、徳之島への移設の可能性はあり得ないだろう。 ようやく開き直った鳩山首相は、辺野古現行案を、「海が埋め立てられることの自然への冒涜を感じた。現行案の受け入れはあってはならない」と強い調子で発言した。沖縄県民大会を意識しての発言ではあろうが、国外・県外移設を訴えて総選挙で勝ったのだから、就任早々今のような強気で臨むべきだった。 鳩山政権発足当初、最初から敵対的な態度を取った産経は別として、日経や読売、それに朝日までもが「君子豹変」を鳩山首相に勧めた。それは、主に消費税増税を4年間凍結するとした公約を見直せ