ハイパボリックメタマテリアル(HMM)が臨界状態で実効屈折率がゼロになったときの光の伝播の模式図。青が金属の層、灰色が誘電体の層を表す。(物質・材料研究機構の発表資料より)[写真拡大] 物質・材料研究機構(NIMS)の石井智MANA研究者らによる研究チームは、金属と誘電体が周期的に積層したメタマテリアルが、特定の周波数の光に対して屈折率がゼロになるなど特殊な光学特性を持つことを明らかにした。 近年メタマテリアルと呼ばれる人工構造を用いて、自然界には存在しない新規の光学素子を開発する研究が世界中で盛んに行われている。その中でも、金属と誘電体の周期構造を持つものはハイパボリックメタマテリアル(HMM)と呼ばれ、これまでにHMMを用いた超高解像度のレンズや、単一光子光源の発光効率の向上などが報告されるなど、HMMはメタマテリアルの中でも注目度が高くなっている。 今回の研究では、HMM中の光の伝播
物質中を互いに逆向きに進む一対の光の模式図。物質は直方体で表されており、黒い矢印の方向に光は進んでいる。青い波と赤い波はそれぞれ電気の波と磁気の波を示す。薄桃色の円筒は、光の強さを定性的に表している。 (a)は通常の物質を逆向きに進む一対の光。 (b)は方向二色性。左向きに進む光の吸収は小さく、右向きに進む光の吸収が大きい。(c) 一方向透明現象。左向きに進む光にとっては透明だが、右向きに進む光は強く吸収されている。(東京大学の発表資料より)[写真拡大] 東京大学の豊田新悟大学院生らは、メタホウ酸銅という青色の結晶が、ある向きに進む赤外光に対して透明なのに対して、逆向きに進む同じ波長の光に対して不透明であることを発見した。このような一方向透明現象が観測されたのは、あらゆる物質で初めてという。 通常、物質の中を進むある波長の光は、光の進む向きを反転させても同じ割合だけ吸収される。しかし、近年
新潟国際自動車大学校(GIA)は12月25日、高校生を対象にしたデザインコンテスト『カーデザイン甲子園』の審査結果を発表した。このコンテストは「未来に乗ってみたい、夢のクルマ」をテーマに毎年開催しているもので、2015年が第3回目となる。 このコンテストは、従来の「クルマらしさ」よりも、テーマに掲げている「夢」を重視した、飛躍したアイデアを評価しているのが特徴。今回は日本全国の高校生から合計143点の応募があり、作品を教室いっぱいに並べて審査がおこなわれた。 最優秀賞に選ばれたのは、村井柚乃さん(福井工業大学付属福井高等学校 1年)の『ロマンティス』。ボディ左右にリングがあり、ここにタイヤが装着されているのが特徴。このリングが変形や回転をすることで、自由自在な走りを楽しめるというものだ。 審査員からは、従来のメカニズムに囚われることなくアイデアを展開させ「走らせる楽しさ」を強く予感させる点
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く