革シートは高級車だけのもの、なんて今や昔の話。ホンダ『フィット』や日産『ノート』といったコンパクトカーにも革シートが設定されるなど、革ならではの高級感がぐっと身近な存在になってきた。 しかし一方、ボルボの新しい電気自動車『C40』には革シートの設定がない。ボルボは昨年9月、今後のバッテリーEVに革を一切使わないと宣言。C40はその第一弾というわけだ。ボルボ以外にも欧州では、革を使わない「レザーフリー・インテリア」を選択肢として用意する例が増えている。 いつのまにか革シートに逆風が吹き始めている? 革シートを巡るトレンドの現状と今後を考えてみよう。 サステイナブルな革の認証制度 ベントレーの革内装を仕立てる工場。ベントレーは早くからワーキンググループに加盟していたBMWは今年1月27日、サステイナブルな皮革生産の国際的認証機関である「レザーワーキンググループ」に加盟したと発表した。 レザーワ