収録論文は以下サイトよりダウンロード可。 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaces/page3.htm 昨年秋のコルナイ来日に合わせて開催されたシンポジウムの内容に基づくもの。彼自身の寄稿論文も収録されているが、単なるコルナイ礼賛の特集ではない。読み応えのある論考が並んでいるが、特に盛田常夫氏による批判的検討は必読かと。 ※追記: hicksianさんによる世界金融危機と「ソフトの予算制約」に関するコルナイの発言のまとめもぜひ参照のこと。以下のような箇所が盛田氏の批判に直接関連していると思われるので、比較して読むと非常に意義深い。 自分は「モラルハザード原理主義者(“moral hazard fundamentalists”)」に反対するサマーズ(Larry Summers)と同様の立場を採る、と。つまりは、「どんなに大きな犠牲を払うことになったとしても政府は企業の救済な