東日本大震災で岩手県で発生した災害廃棄物(がれき)の受け入れに向け、処理指針を作る大阪府の検討会議(座長・山本孝夫・大阪大大学院教授)が14日、府咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区、旧WTC)であった。府は会議での意見を踏まえ、早ければ年内にも処理指針を決定する方針。 今月7日の検討会議が傍聴者の不規則発言などで打ち切られたことからこの日は、検討会議と同じフロアの別室にモニター視聴のための部屋が設けられ、市民ら約35人が傍聴した。「燃やしていいの?そのガレキ」などと書かれたプラカードや横断幕などを持ち込む傍聴者もいたが、職員の指導で掲示は認めなかったという。大きな混乱はなく、傍聴者は熱心にメモを取るなどしていた。大阪市平野区の主婦(36)は「子どもを持つ身としては、がれきが放射性物質を含んでいる可能性があり、受け入れるのは心配だ」と話し、「別室でのモニター視聴は論外。会議でも質問の場を設