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社会とスポーツに関するkanoetatsuのブックマーク (17)

  • クライミングジムの「ママ」 大阪特派員 木村さやか

    「ママ」と慕われるクライミング施設のオーナーは初めて見た。令和4年2月にオープンした全国初のユニバーサルクライミングハウス「ロック・オン・ザ・ビーチ」(京都府京田辺市)を運営する浜ノ上輝さん(63)だ。 車いすや白杖(はくじょう)の人も安全にアクセスできることを優先し、土地から探して新築した珍しい施設だ。近鉄京都線の三山木(みやまき)駅から徒歩8分。幹線道路沿いではないが横断歩道があり、見通しも良い。 きっかけは、中学2年で難病の「網膜色素変性症」と診断された長男、文哉さん(34)が東京でクライミングを始めたこと。2018年、「パラクライミングの日本代表になった。インスブルックに行く」と突然連絡があり、訳が分からないまま長女と応援に駆けつけて初めて、クライミングを生で見た。 国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が2年に1度開催するパラクライミング世界選手権。文哉さんが出場したオーストリ

    クライミングジムの「ママ」 大阪特派員 木村さやか
  • 記者が見た「最後」の水原一平元通訳 〝空白の25分〟は違法賭博告白の場だった プロ野球通信

    韓国・ソウルで行われたドジャース開幕戦で、味方の安打を喜ぶ大谷(右)と、水原一平元通訳(左)。この試合後、水原氏は違法賭博への関与をチームメートらに打ち明けた=20日、高尺スカイドーム(長尾みなみ撮影) 〝空白の25分〟が、まさか「賭博告白」の時間だったとは思いもしなかった。20日、韓国ソウルで行われた米大リーグ開幕戦。ドジャースに移籍した大谷翔平(29)の門出を現地取材した記者は、期せずして違法賭博疑惑で解雇された水原一平元通訳(39)の「最後」の瞬間に立ち会った。時間になっても開かないクラブハウス、やけに疲れた水原氏の表情…。翌日、世界を駆け巡った衝撃のニュースで、違和感の正体を知ることになった。 いくつかの違和感水原氏の疑惑の一報に触れたのは21日早朝。同僚や知人からの連絡だった。20日(日時間21日)、複数の米メディアが水原氏が違法とされるブックメーカー(賭け屋)との関係で告発さ

    記者が見た「最後」の水原一平元通訳 〝空白の25分〟は違法賭博告白の場だった プロ野球通信
  • 違法賭博に関与?で水原一平氏が解雇された裏事情 1兆円産業に背を向けた日本球界の英断 鬼筆のスポ魂

    パドレスとの開幕戦で、大谷翔平(右)とともに戦況を見守る水原一平氏(左)=20日、高尺スカイドーム(長尾みなみ撮影) 米大リーグのドジャースは20日、大谷翔平選手(29)の通訳を務めてきた水原一平氏(39)を解雇したと発表した。球団側は理由を明らかにしていないが、複数の米メディアは水原氏が違法賭博に関与していた疑いを報じている。大谷選手を公私ともに支える専属通訳の解雇という衝撃波は、改めて日の野球界が進むべき道を明示した。日球界は、今や米国で「1兆円産業」ともいわれるスポーツベッティングの急成長に背を向けたが、その選択は間違っていなかったといえる。 カリフォルニア州では違法ソウルの高尺スカイドームで20日に開催されたメジャー開幕戦は、ドジャースが「2番・DH」で出場した大谷選手の活躍などで、ダルビッシュ投手が先発したパドレスに5-2で勝利。大谷選手とダルビッシュ投手の初対決や、パドレス

    違法賭博に関与?で水原一平氏が解雇された裏事情 1兆円産業に背を向けた日本球界の英断 鬼筆のスポ魂
  • 【人口解像】五輪メダルの危機 中学部活4割減の衝撃

    今年はパリ五輪イヤー。日選手団は自国開催だった2021年東京五輪で、過去最多となるメダル58個を獲得しており、パリでもメダルラッシュが期待される。一方、少子化が進む日で今後も数多くのメダリストを輩出し続けられるかは、楽観できない。スポーツ庁が19年3月に公表した推計によると、48年度の中学運動部で活動する生徒数はピーク時の09年度から36.7%減るという。特に団体球技は学校単位でチームを組むのが難しい時代に突入。日のスポーツ振興を支えてきた運動部活動に、危機が訪れている。 野球部員9割減 競技選べぬ時代に「子供たちがやりたいスポーツをする環境が失われる」。スポーツ庁の担当者は危機感をあらわにする。2019年3月に公表した推計からみえてくるのは、自分の意思で競技を選び、部活動に取り組めない時代の到来だ。 推計はスポーツ庁が民間に委託して実施。運動部で活動する生徒数を示す日中学校体育連

    【人口解像】五輪メダルの危機 中学部活4割減の衝撃
  • 「音がすごすぎる」「失策に歓声は…」 慶応の「大応援」にSNS賛否

    23日に甲子園球場で行われた全国高校野球選手権大会の決勝で、仙台育英(宮城)を8―2で下し、1916年の第2回大会以来107年ぶり2度目の日一に輝いた慶応(神奈川)。深紅の大優勝旗を手にした慶応ナインを後押ししたスタンドの「大応援」を巡り、SNSでは賛否の声が沸き起こった。満員のスタンドから発せられる迫力に満ちた応援に「音がすごすぎる」といった称賛の声があがる一方、「(仙台育英の)エラーに歓声は…」といった声もあがった。 三塁側のスタンドからは試合中、慶応の応援歌「若き血」が何度も響き渡った。大歓声に後押しされるように一回に2点を先制すると、五回には一挙5点を入れて試合を決めた。 迫力に満ちた慶応の大応援はSNSでも関心を集め、X(旧ツイッター)では「慶応の応援」がトレンド入り。Xでは「応援は当にすごかった」「応援されるチームになるのも大事な要素」などといった称賛の声があがる一方、「(

    「音がすごすぎる」「失策に歓声は…」 慶応の「大応援」にSNS賛否
  • 【主張】パリ五輪まで1年 スポーツの力を取り戻せ

    スポーツは多くのものを与えてくれる。白熱のプレーは感動と興奮を生み、われわれは、それらを分かち合うことで一体感を育める。 日勢の活躍は社会を活気づけ、同じ国民としての誇りを実感させてくれる。「スポーツの力」とはそういうものだ。 来年夏のパリ五輪開幕まで1年を切った。多くの競技で代表争いが格化し、国際大会では日勢の躍進が目を引く。 バレーボールのネーションズリーグ男子では、日が初の3位に入った。主要世界大会でのメダル獲得は46年ぶりだ。 福岡市で開催中の世界水泳選手権では、アーティスティックスイミングの日勢が金メダル4個を手にした。銀、銅を合わせた計7個のメダルは、過去最多だった前年大会に並ぶ好成績である。日々の鍛錬を実らせたアスリートたちに、賛辞と拍手を送りたい。 国民の関心は、一昨年夏の東京五輪でひと息ついた観がある。開催準備を巡る事件を通して五輪そのものへの不信感が高まり、2

    【主張】パリ五輪まで1年 スポーツの力を取り戻せ
  • 【主張】エコ・テロリズム 訴えに耳貸してはならぬ

    テニスのウィンブルドン選手権の男子シングルス1回戦で、島袋将(左端)の試合中にコートに乱入し、座り込む男=5日、ウィンブルドン(共同) 環境団体、環境活動家を名乗る者たちが、攻撃の対象をスポーツ界に広げている。 サッカーやラグビーなど大規模なスポーツイベントで、競技の進行中に押し入り、横断幕を掲げたりごみをばらまいたりする。稚拙なやり口で地球環境の保全などを訴えるのが特徴で、「エコ・テロリズム」と呼ばれている。 最優先で守るべきは選手の安全だ。主催者側には厳重な警備と排除の徹底を求めたい。 昨年、欧州各地の美術館で名画にスープをかけるなどの行為が相次いだのは記憶に新しい。 標的がスポーツになっても、活動家らの子供じみた振る舞いは、自らの主張をおとしめる結果しかもたらさない。乱入者らが行為の不毛さに気付いていないはずはなく、それだけに始末が悪い。 テニスの四大大会、ウィンブルドン選手権では日

    【主張】エコ・テロリズム 訴えに耳貸してはならぬ
  • 決勝進出で午前中は社内でPV観戦 大阪の企業が「WBC休暇」導入

    大阪市のコンサルティング会社「トゥモローゲート」で行われた、WBC日戦でのパブリックビューイング(同社提供) 野球の「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で21日、劇的なサヨナラ勝利で決勝進出を決めた日本代表「侍ジャパン」。3大会ぶりの優勝に向けて国内でも応援が盛り上がる中、大阪市内のコンサルティング会社が22日の決勝戦についてテレビ観戦のため午前中を「特別休暇」として認めることにした。WBCのようなスポーツイベントを通じて、社内のコミュニケーションの活発化や、仕事に対する活力の向上などを狙っているようだ。 サッカーW杯でも同様の制度を導入大阪市内で企業のブランディングなどを手掛けるコンサルティング会社「トゥモローゲート」(社・大阪市)では、WBCで日本代表が決勝進出を果たしたことを受け、社内でパブリックビューイング(PV)での観戦を実施するとともに、午前中の時間帯を休暇にす

    決勝進出で午前中は社内でPV観戦 大阪の企業が「WBC休暇」導入
  • <独自>野球チームのメンバーでっちあげ、人気の球場を不正利用容疑 新日本スポーツ連盟北区幹部を逮捕

    人気の区営球場の利用登録をするため、架空の野球チームでメンバーの人確認書類を虚偽申請し、野球場の利用登録証をだまし取ったとして、警視庁王子署は8日、偽造有印公文書行使と詐欺容疑で、新日スポーツ連盟北区事務局長の明石太基容疑者(52)=東京都北区赤羽=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。同署は明石容疑者が少なくとも10年以上前から架空の20チーム以上でメンバーの人確認証を虚偽申請し、野球場の不正利用を繰り返していたとみて調べている。 捜査関係者によると、明石容疑者は昨年1月31日、北区の野球場を利用するため、架空の野球チームを登録しようと、実在しないメンバー3人の偽造保険証の写しを北区に提出し、野球場の施設利用登録証を詐取した疑いがもたれている。 北区の野球場を利用するためには、メンバーが10人以上必要で、うち7人は北区の在住か在学、在勤でなければならない。野球場は3つあり、いず

    <独自>野球チームのメンバーでっちあげ、人気の球場を不正利用容疑 新日本スポーツ連盟北区幹部を逮捕
  • 国枝選手引退 パラ競技の魅力伝えた功労者

    【読売新聞】 車いすテニスのレジェンドが競技人生に終止符を打った。パラスポーツの認知度を高めた功績は計り知れない。これまでの活躍に大きな拍手を送り、その労をねぎらいたい。 現役引退を表明した国枝慎吾選手が記者会見に臨み、「十分やり切

    国枝選手引退 パラ競技の魅力伝えた功労者
  • 【主張】スポーツと暴力 指導者教育の徹底を望む

    スポーツ指導における暴力が社会的な問題として注目を集めてから、10年がたった。 部活動などの現場で、「指導」に名を借りた暴力やハラスメントがいまもはびこっているのは恥ずべきことだ。 悪弊の根絶に向けて、スポーツ界は指導者の意識改革に取り組み続けなければならない。 大阪・桜宮高校のバスケットボール部で、男子部員が顧問教諭から受けた体罰を苦に自殺したのは平成24年12月だった。同じ時期には、柔道女子の日本代表選手らが指導者から暴力やパワハラを受けていたとして告発した。 これらの問題を機に、日オリンピック委員会(JOC)などは25年4月、「暴力行為根絶宣言」を採択した。 この10年で、選手を取り巻く環境が改善したとは言い難い。レスリングや体操など多くの競技で暴力やパワハラが露見したことは、スポーツ指導における日の後進性を物語る。 日スポーツ協会(JSPO)の窓口には、暴力的指導に関する訴え

    【主張】スポーツと暴力 指導者教育の徹底を望む
  • 【主張】国枝の引退 記録と記憶に残る王者だ

    誰よりも強く、誰からも慕われた。これほどの王者は、二度と現れないのではないか。 車いすテニス男子の第一人者、国枝慎吾が引退を表明した。 自身のSNS(交流サイト)には「もう十分やりきったという感情が高まり、決意した次第です。最高の車いすテニス人生でした」と、ファンに向けて感謝の思いをつづった。 四大大会のシングルス優勝は28度、パラリンピックのシングルスでも3度、頂点に立った。世界ランキング1位は通算582週に及び、今月16日付でも1位だ。 「最強」のままコートを去ることに「カッコつけすぎと言われるかもしれませんが、許してください」とも書いた。 「俺は最強だ」を口癖に何度も逆境をはねのけた姿は、人々の胸に刻まれたに違いない。記録にも記憶にも残る王者だった。 一昨年夏の東京パラで金メダルを獲得し、感極まって目頭を押さえた姿は記憶に新しい。惜しまれるのは、新型コロナウイルス禍で無観客開催となっ

    【主張】国枝の引退 記録と記憶に残る王者だ
  • 【主張】スポーツ界の重責 日本の躍進を期待する JOCは独立時の原点に返れ

    わが国が責任ある「スポーツ大国」になったという実感に、これほど身が引き締まり、期待に胸が高鳴る年始があったろうか。 昨年のサッカーワールドカップ(W杯)で優勝経験のあるドイツスペインを破った日は、列強の背中を拝む立場から、強敵として認められる存在になった。 「負けてもともと」だった国民の意識を「勝てる」と前向きに変えたことは、サッカー日本代表の残した最大の功績だろう。これが「スポーツの力」である。 令和5年は、「勝たなければならない」勝負が春と秋に控えている。野球世界一を決める3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と、9月開幕のラグビーW杯フランス大会だ。 「夢のチーム」誇らしいWBCには、投打「二刀流」で2年続けて米大リーグのファンを驚喜させた大谷翔平が、参加に意欲的だ。メジャー選手ではダルビッシュ有、鈴木誠也も出場意向を示している。日球界からは、史上最年少の打撃三冠

    【主張】スポーツ界の重責 日本の躍進を期待する JOCは独立時の原点に返れ
  • 【主張】札幌五輪とJOC 反省ないまま未来語るな

    トップ選手が示した良識を、日のスポーツ界は重く受け止めなければならない。 スピードスケート女子の五輪金メダリスト、小平奈緒さんが10月の引退会見で「札幌五輪に関しては一旦、(距離を)置いているところです」と述べた。 札幌市が手を挙げている2030年冬季五輪招致で、日オリンピック委員会(JOC)などから支援を要請されていることを明かした小平さんは、「4回のオリンピックを経験して、成長させてもらった。それを利用されたくない」とも語った。 東京五輪・パラリンピックを巡る贈収賄事件を、念頭に置いた発言だろう。 札幌招致は来、地方都市の未来像を描く希望に満ちた話だ。世論を味方にするどころか強い向かい風を招いているのは、当事者意識を欠いたまま招致を進めるJOCの姿勢である。 山下泰裕JOC会長は東京大会の組織委員会で副会長を務めた。それにもかかわらず、逮捕、起訴された元組織委理事らの専横を看過し

    【主張】札幌五輪とJOC 反省ないまま未来語るな
  • 【主張】スポーツの日 本来の意義取り戻したい

    10月10日は「スポーツの日」である。 もともとは昭和39年に行われた東京オリンピック開会式の日を「体育の日」として制定されたもので「ハッピーマンデー制度」により平成12年から10月の第2月曜に移行し、「改正祝日法」で令和2年から「スポーツの日」になった。 一昨年、昨年は2度目の東京五輪の開幕にあたる7月の開会式予定日に祝日を移し、今年はカレンダーの巡り合わせで、来の「10月10日」に戻った。 「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」ことを趣旨としているが、日付の設定には、昭和の東京五輪の感動と興奮を後世に伝える意義も込められていた。 戦後19年で開催した大会では国内外の選手が主役となり、焼け跡から立ち上がった東京と日の復興を世界に強く印象付けた。日付が動き、名称も変わることで、そうした意義を見失っていないか。五輪を称(たた)える日として、

    【主張】スポーツの日 本来の意義取り戻したい
  • [あすへの考]【リーグの将来構想】バスケで地方を元気に…Bリーグチェアマン 島田慎二氏 51

    【読売新聞】 コロナ禍でプロスポーツ界に逆風が吹く中、存在感を増しているのが、2016年にスタートしたBリーグ(公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)だ。9月29日に開幕する7年目の新シーズンは、1部にあ

    [あすへの考]【リーグの将来構想】バスケで地方を元気に…Bリーグチェアマン 島田慎二氏 51
  • 【主張】国立競技場の活用 スポーツ界は知恵を絞れ

    東京五輪・パラリンピックの開催から1年がたち、東京大会に向けて新設された競技施設は稼働を再開させている。 開閉会式などの会場となった国立競技場は、2025(令和7)年に世界陸上選手権の舞台となることが、7月に決まったばかりだ。 感動や興奮の記憶をとどめた「レガシー(遺産)」として、国民に長く愛され、活用される競技場であってほしい。 年間24億円の維持費には、社会の理解も必要だ。「負の遺産」と批判されぬためにも、スポーツ界が自らの社会的な価値を高め、活用の方策を考える過程に積極的に関与しなければならない。 一時は「球技専用化」の方針が示され、撤去の方向にあった陸上用トラックは、曲折を経て残されることになった。コンサートの舞台設営や重機での運搬作業を行う上で、「残した方がいい」とする民間事業者の意向に配慮した跡もうかがえる。 競技場としての用途は、「主」ではなく「従」ということか。五輪を成功さ

    【主張】国立競技場の活用 スポーツ界は知恵を絞れ
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