8日午後4時43分ごろ、宮崎県の日向灘を震源とするマグニチュード(M)7・1、最大震度6弱の地震が発生した。 この地震で、気象庁は近い将来の発生が懸念される南海トラフ巨大地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まったとする「巨大地震注意」の臨時情報を発表した。 地震、津波への日ごろの備えを再確認するとともに、高齢者や障害者のリスクを小さくすることが大事だ。同時にSNSなどでの偽情報に注意したい。 気象庁が初めて発表した「南海トラフ地震臨時情報」は、東海から九州にかけての南海トラフ巨大地震の想定震源域でM6・8以上の地震が起きたときなどに出される。8日の日向灘の地震は震源と規模が、この基準に該当した。 平成23年3月の東日本大震災では、2日前にM7級の地震が起きている。統計データなどから、M7以上の地震が発生した領域で7日以内にM8級以上の地震が発生する頻度は数百回に1回程度だという。 南