北朝鮮メディアは24日、同国西部、南浦の嶺南船舶修理工場で1万2000トン級の大型の貨物船「チャンスサン」が建造され、23日に進水式が行われたと報じた。2019年に米国が国連安全保障理事会決議に違反したとして北朝鮮の貨物船「ワイズ・オネスト」(約1万7000トン)を差し押さえた後に同国で建造が報じられた船では最大級とみられる。 新型コロナウイルス対策で国境を封鎖している北朝鮮は貿易をほぼ海運に頼っている。運搬能力向上で必需品の輸入拡大を図る可能性もある。 進水式には朝鮮労働党の呉秀容書記や楊勝虎副首相らが出席し、今年策定された新たな経済5カ年計画の初年に成果を上げたことを評価する党中央委員会の「感謝文」が伝えられた。式の参加者は、金正恩党総書記が式を盛大に行うよう指示したと指摘した。(北京共同)
【香港=藤本欣也】香港の名門大、香港中文大当局は24日、大学の入り口付近に10年以上設置されてきた「民主の女神像」を撤去した。前日には香港大で天安門事件の犠牲者を追悼する彫像が撤去されたばかり。2020年6月の香港国家安全維持法(国安法)の施行後、学問・表現の自由が失われつつある香港の大学の現状を象徴している。 撤去された民主の女神像は、中国の民主化運動が武力弾圧された1989年の天安門事件の際、天安門広場に建てられた「民主の女神像」をモチーフにしたもの。2010年に大学の入り口付近に設置された。 香港で大規模化した19年の反政府・反中デモの際には学生側のスローガンが女神像に張り付けられるなど、民主化運動のシンボルの一つとなっていた。中文大は「無許可の像を撤去した」とコメントしている。 中文大ではデモが19年11月に警察当局に鎮圧された後、構内に監視カメラが多数設置された。学生によると、政
「誰かを殺せば、自分も死ねるのではないか」。そんな動機で10年前に家族と無理心中を図った男が、大量殺人の容疑者となった。大阪市北区曽根崎新地のビル4階のクリニックが放火され25人が死亡した事件。現場の防犯カメラからは、患者の谷本盛雄容疑者(61)が逃れようのない状況をつくって火を放ち、大勢を巻き込んだ構図が浮かぶ。強い怨恨(えんこん)か、あるいは絶望の末に他人を道連れにする「拡大自殺」か。24日で発生から1週間。容疑者はなお重体で、惨劇の引き金は見えない。 「1人や2人ではなく、大量殺人を確実にやり遂げようという、強い意志を感じる」 元警視庁捜査1課理事官の大峯泰広氏は、防犯カメラ映像に関する報道に基づき、今回の事件の感想をこう述べた。 映像を解析した大阪府警天満署捜査本部によると、谷本容疑者はエレベーターや非常口をふさぐようにライターで火をつけ、自ら炎の中に突進して被害者を逃がさないよう
埼玉県所沢市に住む矢嶋克子さん、72歳。ことし6月、戦時死亡宣告の取り消しが認められるまでは、「和子」という名前でしたが、戸籍を回復し、自分の本来の名前の「克子」に変えました。 矢嶋さんは、昭和19年11月に満州で生まれました。戦後すぐに親と生き別れ、1歳のときに現地の日本人夫婦に引き取られました。養父は著名な脳外科医だったため、中国共産党にそのまま現地で働くよう強く求められ、矢嶋さんも幼少期を中国で過ごすことになりました。 そんな矢嶋さんが養子であることを知ったのは10歳のとき。近所の人から「あなたはもらわれてきた子よ」と聞かされたのです。 「私は親に捨てられた」と大きなショックを受けた矢嶋さんは、養父母に自分の出自について聞けないまま、自暴自棄になっていたといいます。「何か困難なことに直面すると、『もうどうでもいいや。死んじゃえ』ってなげやりに生きていた」矢嶋さんは当時をそう振り返りま
NHK以下、各局で活躍中の小谷哲男教授(明海大学)が、こうツイートした。 一部で噂の記事はこれか。日本の防衛政策の歴史を一夜漬けでわかったつもりになってしまったのだろう。間違いだらけ。 敵基地攻撃の装備を検討:日本経済新聞https://t.co/bjXLpPsWEf — Tetsuo Kotani/小谷哲男 (@tetsuo_kotani) December 20, 2021 私も「噂の記事」を読んでみた。問題の記事は、日経編集委員の署名記事。『脅威高まり「専守防衛」拡大』と、結論ありきのサブタイトルがついている。冒頭こう書き出す。 中国や北朝鮮のミサイル開発が進んでいます。緊張や脅威の高まりに備え、政府は敵の基地などを攻撃する装備を持つかどうか検討を始めました。実現すれば撃たれる前にたたくことになるため、憲法に基づく「専守防衛」の範囲が拡大する可能性があります。 先月に続き、村野将フェ
ど正論 フィフィ『外国人制度に意見するだけで「ヘイトスピーチ」と言論弾圧する方々が 共産党宮本徹「外国籍の方にも意思表示の当然の権利を保障・ヘイトスピーチを展開した方々には猛省を促す」 「人種差別」や「ヘイトスピーチ」というレッテル貼りによる言論弾圧 フィフィ『外国人制度に意見するだけで「ヘイトスピーチ」と言論弾圧する方々が 日本では、外国人制度に関する事に意見するだけで、やれ「ヘイトスピーチ」だって言論弾圧する方々が湧いて出てきますよね。しかも議員までもがそんな事を主張しだす。それじゃぁ建設的な議論も成り立たないですよね。そりゃ、みんなおかしな事に声も上げなくなりますよ。逆に言論弾圧って訴えていい。 https://t.co/zZE2ikYFuW — フィフィ (@FIFI_Egypt) 2021年12月23日 タレントのフィフィさん「日本では、外国人制度に関する事に意見するだけで、やれ
岸田文雄首相は来年2月に中国で開かれる北京冬季五輪への政府関係者の派遣を見送る方針を決めた。24日、表明する。首相はかねて中国当局による香港や新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権弾圧に懸念を表明していた。すでに「外交的ボイコット」を表明している米国などと一定程度、歩調を合わせることになる。 首相は16日の参院予算委員会で「私自身の参加予定はない」と表明。閣僚級の派遣の見送りも決めた。21日の記者会見では「適切な時期にわが国の外交の観点などさまざまな点を勘案し、国益に照らして判断する」と話していた。 政府内では、中国側が今夏の東京五輪に、苟仲文(こう・ちゅうぶん)国家体育総局長を派遣したことから、外交上の「返礼」として北京五輪にスポーツ庁の室伏広治長官ら閣僚ではない政府関係者を派遣する案も取り沙汰された。 だが、中国の人権状況に改善の兆しはなく、自民党内からも厳しい対応を求める声が噴
松野博一官房長官は24日の記者会見で、来年2月に中国で開かれる北京冬季五輪・パラリンピックについて「政府代表団の派遣は予定していない」と表明した。米国などと足並みをそろえ、事実上の「外交的ボイコット」に踏み切った。東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長や日本オリンピック委員会の山下泰裕会長、日本パラリンピック委員会の森和之会長が出席する。 松野氏は会見で、政府代表団の派遣を見送ったのは、中国当局による香港や新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権弾圧を踏まえた対応かを問われ、「国際社会の普遍的な価値である、自由、基本的人権の尊重、法の支配が中国でも保障されることが重要だと考えている」と強調。その上で、日本政府の対応については「総合的に勘案し、自ら判断を行った」と説明した。 今回の対応を「外交的ボイコット」と表現するかどうかについては「特定の名称を用いることは考えていない。米政
韓国の「受験戦争」は日本でも良く知られている。日本の共通テストに例えられる韓国の大学修学能力試験(修能=スヌン)は11月中旬に行われ、今年も遅刻しそうな受験生をパトカーや白バイが会場へ送ったり、混雑緩和のため官公庁職員が通勤時間を遅らせたりする風物詩が各地で見られた。ただ、あまり知られていないが、修能を受けて大学に入学する学生は定員の約3割と実は少数派だ。大半の学生は、高校3年間の成績や活動を記した学生生活記録簿(学生簿)で選考されている。しかし、現政権は学校外の「私教育」を誘発するとして学生簿縮小、修能拡大を求め、入試制度は変遷している。 SKYを目指せ名門医大への合格の切り札は、教科成績から大会入賞歴、ボランティア活動までを管理する高額の「入試コーディネーター」だった-。 2018年の韓国ドラマ「SKY(スカイ)キャッスル」は、財力や人脈をかけて受験戦争に臨む富裕層の姿を描き、韓国社会
米CNN(電子版)は23日、サウジアラビアが中国からの支援を受けて弾道ミサイルを製造していることが米情報機関の分析などから分かったと報じた。サウジには、ペルシャ湾をはさんで対峙(たいじ)するイランがミサイル技術を向上させていることに対抗する意図があるとみられる。軍拡競争が加速し中東域内の不安定性が高まる恐れがある。中国には、米サウジの同盟関係にくさびを打ち込み、中東での影響力を強める狙いもありそうだ。 報道によると、サウジは過去に中国から弾道ミサイルを購入したことはあるが、自ら製造に乗り出したのは初めて。中国から機密性の高いミサイル技術がサウジに移転され、サウジ国内の少なくとも1カ所で実際に製造が進んでいるとみられるという。 サウジは、イランによる核やミサイル開発、域内の武装勢力支援などを安全保障上の脅威とみて強く警戒。近年は特に、〝裏庭〟ともいえるイエメンのイスラム教シーア派系武装勢力が
韓国政府は24日、友人による国政介入事件で弾劾罷免され、収賄罪などで服役中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領について、31日付で恩赦を与えると発表した。69歳の朴氏は体調の悪化が報じられていた。釈放されれば、2017年3月に逮捕されて以来約4年9カ月ぶりとなる。 恩赦をめぐっては与党支持者を中心に反発が大きく、来年3月の大統領選にも影響を与えそうだ。 朴氏は肩や腰に持病を抱え、収監中も入退院を繰り返していた。さらに、最近は流動食以外食べられないほど歯の状態が悪化したほか、精神的にも不安定な状態が続いているという。 朴氏は友人の崔順実(チェ・スンシル)受刑者=収賄罪などで懲役18年確定、収監中=に機密資料を提供するなどして、国政への不正介入を許した事件で弾劾訴追され、17年3月に大統領を罷免された。財閥のサムスングループから巨額の賄賂を受け取った収賄事件など2件の裁判で、今年1月までに懲役計22
株主妨害問題に揺れた東芝にとって、令和4年は新しい会社の形へと踏み出すための大事な1年となる。同社は今年11月、会社を3分割し、それぞれを上場させる再生シナリオを公表した。来春の臨時株主総会で株主の意向を確認するが、さっそく分割案に反対を表明する「物言う株主」もいて、紆余(うよ)曲折も予想される。 分割案は原子力発電などの「インフラサービス」、パワー半導体などの「デバイス」を切り離し、令和5年度下期にも上場させるというものだ。価格設定や契約形態、設備投資などのビジネスの特性を踏まえて再編する。現在の東芝は約4割を出資する半導体大手キオクシアホールディングスなどの株式を保有する。 東芝が3分割の奇策を放った背景には、「物言う株主」との対立がある。東芝は平成29年に6000億円の大型増資を実施し、60社の海外機関投資家に引き受けてもらった。だが、一部株主は数の力を盾に経営陣との対立を深めていっ
7回、柳済斗選手(左)に3度目のダウンを喫し、再び世界王座を失った=昭和50年6月7日、福岡県の北九州市立総合体育館 (22)にもどる 《「奇跡」と称された世界J・ミドル(現スーパーウエルター)級王座奪還の喜びに長く浸ることもなく、通算7度目の防衛を目指すタイトル戦が昭和50年6月7日、北九州市立総合体育館で韓国の柳済斗選手を挑戦者に迎えて行われた》 柳選手は1階級上のミドル級の東洋王者で、このときすでに14回も防衛していた。日本選手にめっぽう強く、「日本人キラー」の異名をとっていました。一方、私は日本王者から東洋をスルーして世界王者になったという事情もあり、実は韓国選手と対戦するのは初めてでした。 「日韓決戦」とか対抗心をあおるような報道も目立ちましたが、私は韓国人に対しては親近感を持っていた。今もそうです。土木作業の現場で知り合った何人もの韓国人は皆、家族思いで仲間意識が強く、いい人ば
「煩雑な手続きを経て入国し、まず見るのは隔離先の壁だ。誰がそんな〝愉快〟な休暇を送りたいと思うだろうか」。知己のインドネシア人ジャーナリストがこんな言葉を口にした。新型コロナウイルス禍が長期化し、海外観光客をあてにしてきた現地の観光業は「建国以来のかつてない打撃」が続いていると話した。 その言葉は数字にも表れている。米CNNテレビによると、1~10月に世界的な観光地であるインドネシア・バリ島を訪れた外国人観光客は45人にとどまった。空路は国際線が軒並み運休で、わずかな観光客は個人所有の船など海路で到着した人とみられている。2019年のバリ島の海外観光客は約620万人だったことから、大打撃どころの話ではない。 観光立国が多い東南アジアは今年、インドネシアに限らず、「防疫と観光再開をいかに両立させるか」という課題に悩まされた。各国はワクチン普及を受けて手探りで国境開放に乗り出したが、「オミクロ
【読売新聞】 【ワシントン=蒔田一彦】米国のブリンケン国務長官は22日、欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外交安全保障上級代表(EU外相)と電話会談し、中国が圧力を強めているリトアニアを共同で支持することを確認した。緊張が高まって
【読売新聞】 公金の取り扱いに甘い姿勢を続けるようでは、政治に対する国民の信頼は得られない。 国会議員に月100万円支給される文書通信交通滞在費(文通費)の見直しが先送りされることになった。 与野党は歳費法を改正し、支給を日割りにす
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