岸田文雄首相は22日、長野県軽井沢町で開催されている経団連夏季フォーラムで講演し、脱炭素化を進める「GX(グリーントランスフォーメーション)実行推進担当相」と「スタートアップ(新興企業)担当相」を新設する意向を表明した。首相はGX担当相に萩生田光一経済産業相、スタートアップ担当相には山際大志郎経済再生担当相を兼務させる方向で調整に入った。複数の政府関係者が明らかにした。 政府は6月に閣議決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」で、新しい資本主義の実現に向け、「グリーントランスフォーメーションへの投資」「スタートアップへの投資」を官民連携で推進するとしている。 また、首相は新型コロナウイルスの感染急拡大に関し「政府として新たな行動制限は考えていない」と説明。今後、医療体制を維持、強化し、メリハリの利いた感染対策を行いながら、社会経済活動回復に向けた取り組みを段階的に進めていく考えを示した。
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