台湾・金門島の「小金門」から望む中国福建省アモイ市の高層ビル群=16日(松本健吾撮影)台湾の離島・金門島で、島と対岸の中国福建省アモイ市を結ぶ「金門アモイ大橋」の建設を望む声が強まっている。新型コロナウイルス禍以降、台湾側が中国人観光客の入域を制限した影響で経済は悪化。経済効果を生む大橋建設を望む島民は少なくない。民主進歩党政権は中国の影響力が増す「トロイの木馬だ」と建設に反対するが、今後は〝民意〟を無視できなくなる恐れもある。一方、若い世代からは橋建設による対中接近に懸念の声も聞かれた。 中国人ゼロで閑古鳥1月13日の総統選の熱も冷めやらぬ17~18日、金門島を訪れた。観光客の姿もまばらで、土産物店が並ぶ中心部は閑古鳥が鳴いていた。タクシー運転手の50代女性は「中国人客がゼロで首が回らない。あなたが乗ってくれて助かった」と語った。
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