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2024年6月9日のブックマーク (10件)

  • 「マジャル現象」は保守をもって保守を制するか:オルバーン政権のスキャンダルと保守新党台頭の行方:石川雄介 | 記事 | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト

    保守新党「ティサ」への支持は野党第1党であった民主連合を大きく上回っている[支持者とのイベントで演説するマジャル・ペーテル=2024年5月31日、ハンガリー・ブダペスト](C)REUTERS/Marton Monus 今年2月に表面化し、大統領の辞任にも発展した児童性的虐待関連の恩赦をめぐるスキャンダルは、オルバーン政権に決して軽くない打撃を与えている。国民の反発はオルバーン大統領に向かい、与党フィデス内部にも批判の声が上がる中、急速に支持を集め始めたのがマジャル・ペーテルとその保守新党「ティサ(TISZA)」だ。第二次オルバーン政権で重要な役割を担いながらも一定の距離を置いてきたマジャルは、ハンガリーの有権者から支持を獲得するには十分な条件を備えている。現時点で政権を揺るがすまでには至らないものの、欧州議会選の結果次第では与党分裂につながる可能性も指摘される。 ハンガリー国民は2010年

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  • 蓮舫氏は批判ばかりか? 阿比留瑠比の極言御免

    立憲民主党の代議士会後、記者団の取材に応じる蓮舫参院議員=6月6日午後、国会「何かあったら蓮舫は批判ばかりというが、そうでしょうか」 東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への無所属での立候補を表明している立憲民主党の蓮舫参院議員が2日、東京・有楽町で行った街頭演説で述べたこの言葉が気になっている。批判以外に何があったというのだろうかと-。 平成21年11月の事業仕分けで、スーパーコンピューター「京」について「世界一じゃないといけないのか。2位じゃダメなんでしょうか」と突きつけたことはいまだに語り草である。

    蓮舫氏は批判ばかりか? 阿比留瑠比の極言御免
  • 「島育ち」の今昔物語 日曜に書く 論説委員・別府育郎

    田端義夫物語は、東京・新橋の沖縄料理店に始まる。その夜、歌手の田端義夫が飲んでいた。 戦前に「別れ船」、終戦後は「かえり船」などのマドロス歌謡で知られた田端だが、昭和30年ごろからはヒット曲に恵まれず、数千を数えた後援会員はわずか8人に減っていた。 くすぶる田端を前に、5人組の少女が歌いだした。「赤い蘇鉄(そてつ)の実も熟(う)れるころ…」 「これだ。こういう歌を俺は探していたんだ」。戦前から奄美で歌い継がれる「島育ち」だった。田端はさっそく所属のテイチクに持ち込んだが、幹部は「これは売れない」と口をそろえた。反対を強引に押し切っての録音は自身のギターと太鼓のみという最小編成だったが、レコードは売れた。あれよと40万枚を超え、自ら出演した同名映画も封切られた。 「奇跡の復活」と書かれたが田端は後年の紙の取材に「それは違う。言うなら執念のヒット。この歌でもう一度勝負しようと、命懸けで歌った

    「島育ち」の今昔物語 日曜に書く 論説委員・別府育郎
  • カスハラ防ぐ動き活発化 条例制定目指す東京都、国も対策強化も「線引き」に課題

    小売業やサービス業の従業員らで組織する労働組合、UAゼンセンの啓発動画「悪質クレームを、許さない」の一場面。店員に土下座を要求する顧客(ユーチューブより)客から従業員への暴言や不当な要求などの迷惑行為「カスタマーハラスメント」(カスハラ)を防ごうという動きが高まっている。東京都は全国の自治体に先駆け防止条例案を今秋にも議会に提出する方針で、国や企業も対策に乗り出す構えをみせるが、正当なクレームとの線引きが難しい面もあり、実効性の担保が課題となる。 昨年9月の都議会定例会の代表質問で、小池百合子知事が特別顧問を務める都民ファーストの会や立憲民主党の会派が条例制定を求めた。同年10月には有識者による検討部会が設置され、今年2月の都議会の施政方針演説で、小池氏が条例化の検討を表明した。 都は5月22日、都内の経営者団体や労働者団体などに対し、カスハラ防止を巡る基的な考え方を提示。都産業労働局は

    カスハラ防ぐ動き活発化 条例制定目指す東京都、国も対策強化も「線引き」に課題
  • 連敗の自民、反転攻勢へ現地入り控える「ステルス戦」展開 沖縄県議選 

    沖縄県議選が告示され、候補者の第一声を聞く人たち=7日、沖縄県名護市7日に告示された沖縄県議選(16日投開票)の行方を自民党が注視している。派閥パーティー収入不記載事件で逆風が吹く中、自民は4月の衆院3補欠選挙や5月の静岡県知事選などで公認または推薦した候補者が相次いで敗れ、悪い流れを断ち切りたいためだ。政治資金規正法改正案の衆院通過後初の注目選挙でもあり、自民は党幹部の沖縄入りを控える「ステルス作戦」で連敗をい止め、党勢の立て直しにつなげたい考えだ。 「沖縄が抱えているさまざまな課題を解決していく。(知事選が行われる)2年後に県政を奪還する。今回の県議選は絶対に負けられない」 5月28日、自民の茂木敏充幹事長は党部で行われた沖縄物産展の開会式でこう訴え、県議選へ注力する考えを示した。岸田文雄首相(党総裁)も会場に姿を見せ、かりゆしウエアやソーキそばを購入した。

    連敗の自民、反転攻勢へ現地入り控える「ステルス戦」展開 沖縄県議選 
  • 正念場を迎える台湾海峡 弁護士・高井康行 疾風勁草(11)

    就任式典で演説する台湾の頼清徳総統=5月20日、台北の総統府前(共同)台湾民衆を「国民」と呼んだ頼総統5月20日、頼清徳氏が台湾の総統に就任した。 頼総統は「民主、平和、繁栄の新台湾を築く」と題するその就任演説で、中華民国台湾は1996年5月20日に初めて民選の総統が就任したことをもって、台湾が主権独立国家であり、主権は民にあるというメッセージを国際社会に伝えたと明言した。

    正念場を迎える台湾海峡 弁護士・高井康行 疾風勁草(11)
  • 「無礼」の時代 「高齢者は集団自決でも」という先生へ シンガー・ソングライター さだまさし

    さだまさし氏「高齢者は老害になる前に集団自決、集団切腹でもしたらどうか」と言い放った若い先生がある。 若者にとっては老害が一番迷惑だという主張は一理あるようでもこれは言い過ぎ。口が滑ったのだと信じたいが、老人にとって若い無知の『若害』は大層迷惑なもの。どうぞあなたが教えているらしいアメリカの大学でも同じ発言をしてご覧(らん)なさい。それから、あなたが高齢者になったら率先して是非(ぜひ)そうなさい、と申し上げておく。 無礼な言葉だが、この手の人の無礼は治るまい。頭の良(よ)い人が陥る「自分は正しい」という幼い罠(わな)に嵌(は)まったようだ。自信満々の時は自分の言葉が誰かを傷つけているかもしれないという慮(おもんぱか)りを失う。正しい意見に傷つく方が悪いということか。だが老人から見たらこの種の発言は教養のない莫迦(ばか)に見える。ここで言う教養とは知識を上手に応用する心の力量のことだ。当然乍

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  • <正論>中露の挑戦に日韓改善を進めよ  防衛大学校教授・神谷万丈

    防衛大学校教授の神谷万丈氏この半月余りの東アジアでの国際政治の展開は、日にとって中露の戦略的挑戦がいかに深刻かをあらためて浮き彫りにした。同時にそれは、韓国との関係改善という政府の方針が適切だったことを認識させる機会ともなった。 「ルール」拒絶する中露5月27日にソウルで4年半ぶりに開かれた日中韓首脳会談では、3国は経済面での未来志向の協力推進で一致した。だが看過できないのは、北朝鮮の核問題に対する連携が打ち出せなかったことだ。これまでも、日中韓のこの問題に対する姿勢にはかなりの違いがあった。それでも前回2019年12月の共同宣言は、「我々は、朝鮮半島の完全な非核化にコミットしている」とうたっていた。ところが今回は、「我々は、地域の平和と安定、朝鮮半島の非核化及び拉致問題についてそれぞれ立場を強調した」と述べただけだ。

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  • <主張>プーチン氏の暴言 北方領土に固執許されぬ 社説

    固有の領土である北方領土の不法占拠とウクライナ侵略を正当化する暴言だ。到底容認できない。 ロシアのプーチン大統領が北方四島について「これらの島々はロシアが主権を持つ領土で、(自分が)訪問しない理由はない。今は忙しくて計画はないが」などと発言した。 サンクトペテルブルクでの国際会議に合わせた各国通信社との会見だ。今年1月、プーチン氏が「将来必ず訪れてみる」と北方領土初訪問という暴挙を示唆したことに関する質問への答えだ。 北方四島は1945年夏の終戦時、独裁者スターリンが日ソ中立条約を一方的に破って日に侵攻し、不法占拠した。 プーチン氏は日露平和条約交渉についても「対話を継続するための条件が整っていない。再開を拒否しないが、再開のためには日側がまず政策を変更すべきだ」と発言した。 平和条約交渉はウクライナ侵略開始直後の2022年3月、日が対露制裁を科した報復としてロシア側が一方的に中

    <主張>プーチン氏の暴言 北方領土に固執許されぬ 社説
  • <主張>池田小事件23年 教訓は生かされているか 社説

    大阪教育大学付属池田小殺傷事件から23年目となり、「祈りと誓いの集い」の式典終了後、献花する児童ら=8日午前、大阪府池田市(甘利慈撮影) 学校内で児童8人が刺殺され、教員を含む15人が重軽傷を負った大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件から23年がたった。 事件の反省と教訓を政府や国会、自治体は生かしたか。残念ながら、そうはいえない。抜的な再発防止策はなお不十分なままである。 事件は平日朝に起きた。包丁を持った男は開いていた門から徒歩で侵入し、数分間で次々と子供たちを手にかけた。 現場は混乱を極め、通報や救護活動は遅れた。国側と学校は安全管理の不備を認めて謝罪し、遺族に再発防止を約束した。学校保健法は学校保健安全法に改正され、全国の学校に学校安全計画と危機管理マニュアルの作成を義務付けた。 だが、学校内への不審者の侵入は今も後を絶たない。殺意を抱き凶器を持った犯人の侵入を許せば子供たちを守る

    <主張>池田小事件23年 教訓は生かされているか 社説