JR宇都宮駅東側の次世代型路面電車(LRT)整備計画の事業費が予定を大幅に超え、開業も約1年遅れる見通しとなったことを受け、25日に開かれた宇都宮市議会議員協議会(全協)では市議から批判が噴出した。「(増額は)誤差の範囲を逸脱している」「見通しが甘い」といった指摘が相次ぎ、佐藤栄一(さとうえいいち)市長らは釈明に追われた。 全協では市議12人から質問や意見が上がった。買収面積の増加などに伴う約70億円の増額について、自民党議員会の馬上剛(うまがみごう)幹事長は「想定外とはいえ、もう少し精査できなかったのか」と追及。公明党議員会の村田雅彦(むらたまさひこ)市議は、鬼怒川東地域の地盤の弱さは周知の事実だとして「なぜ標準的な調査で積算し、計画を立てたのか」と苦言を呈した。 「事業の見通しが甘かった」と糾弾した共産党市議団の福田久美子(ふくだくみこ)団長は説明の遅れも指摘し、「議会に対し不誠実さを
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