劣化する教育現場「雇い止めをやめて、最低限のルールを守って…」大阪大学を訴えた非常勤講師の切実すぎる意見陳述 「直接雇用」に切り替えたが… 大阪地方裁判所で3月16日、大阪大学の非常勤講師4人が「無期雇用の地位確認」を求める裁判の第1回口頭弁論が開かれた。 一部の大学で横行していた「非常勤講師を『個人事業主』として扱う」というやり方を問題視した文科省は、2021年4月に各大学に通知を出した。 「一部の大学において、大学が直接雇用していない者に実質的に授業を担当させるという不適切と思われる事案がありました」 (この詳しい経緯は前編『「非常勤講師の雇い止めは大問題」国立の雄・大阪大学を訴えた4人の非常勤講師の悲痛な叫び』を参照) この通知を受けてなのか、大阪大学は2021年12月に非常勤講師を「直接雇用」に切り替えた。これで非常勤講師は「個人事業主」ではなくなったわけだが、その際に「契約期間の