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モラルハザードに関するkgbuのブックマーク (25)

  • Risky-transaction fees - 漂流する身体。

    今日の昼くらいに、アメリカにおいて、金融機関が高リスク取引を今後手がける際にセーフティネットの為の保険料徴収を考えているとバラク=オバマが考えているという報道が割と唐突に日経で流れた。先週くらいに流れていた規制案の中で、デリバティブ関連の規制はちょっと待って、となっていた部分の話だと思って調べたが、そこにぴったり合致するかは不明ではあるが、オバマが昨日の記者会見で、金融規制改革の一環として、このアイディアを表明したらしい。 Google Newsで検索する限りは日語ソースは日経だけの模様で、日語メディアだけでは埒が明かないので、Wall Street Journalのサイトを見たら、割とまとまった記事があったのでこれを紹介する。要は、解釈は混じるが、こういうことの様だ。 オバマは大手金融機関の行動が金融危機後も変わっていない事に苛立っており、このまま規制しないと、また同じ金融危機が起き

    Risky-transaction fees - 漂流する身体。
    kgbu
    kgbu 2009/07/23
    too big to failは許さないってことで、WSJの http://online.wsj.com/article/SB124831738512274811.html を引きつつ、金融業界に自分のケツを拭けというオバマの政策を解説
  • 大雪山遭難と刑事責任 - 漂流する身体。

    大雪山の遭難事件そのものについては、大変痛ましい限りであり、悲しい事件だと思うが、マスコミの論調の通り、ガイドやツアー会社がどこまで責任を負うべきかと言うと、微妙な感じがしている。こういった悲惨な出来事が起きると、誰かのせいにしたいのは当然の人間の心情だし、今回その対象はツアー会社以外には有り得ないのだが、果たして刑法上の罪にまで問うべきなのだろうか。 業務上過失致死罪が今回の対象だが、この罪は一般的に予見可能性と結果回避義務の双方が構成要件となる。猛犬を放し飼いにしている人は、この猛犬が人を噛むことを合理的に予見できたに関わらず、飼い紐に繋ぐという回避義務を尽くしていない為、罪に問われる可能性が出てくるのである。また、以前エントリに書いた福島大野病院事件では、産科医は前置胎盤の剥離手術を始めた段階で大量出血死を招く危険は予見する筈であるが、それであっても結果回避義務として手術をすべきで無

    大雪山遭難と刑事責任 - 漂流する身体。
    kgbu
    kgbu 2009/07/23
    ガイドとはリスク管理者だ。それにあまり責任をおっかぶせると、だれもそれをしなくなる。上手い解決手段は、ガイドが適切な判断ができるインセンティブと保険を充実し、利用する側もリスクを勉強することだという話
  • ニューヨーク証券取引所 ここまで来れば「喜劇」だ

    外国株ファンのコミュニティーです。海外投資の最新のネタをどこよりも早く紹介します。カジュアルでわかりやすい記事を書くよう心がけます。皆さんが投資を考える上でヒントになれば幸いです。なお管理人の立場上、ここに書かれる意見には諸々のバイアスがかかっています。またここに登場する銘柄は推奨ではありません。

    ニューヨーク証券取引所 ここまで来れば「喜劇」だ
    kgbu
    kgbu 2009/07/08
    NYSEをGSなどの巨大プレーヤーが私物化してる。しかも透明性が低い。という話。こういう話が広まれば、まじめに商品開発して売るのが困難になるよねぇ。
  • 豊健活人生:春山昇華 : 税金が足らない + 東欧はヤハリ暗いです・・

    2009年06月04日22:27 カテゴリ株式(日海外)&商品・為替[edit] 税金が足らない + 東欧はヤハリ暗いです・・ 5月6日の「「それは、フェアですか?」が強く問われる時代になったアメリカ」でも触れたことですが、世界中が税金不足に陥っています。 数十年ぶりの大不況で、補正予算、補助金、定額給付金、値下げと、出るは増えるは、入るは減るはという状態ですから、国家予算は収入以上の支出をしています。 個人の生活なら貯金がドンドン減るので、少し時間が経過すればこんな生活続けられない、、、と緊縮生活に態度を改めます。 しかし、国家の場合は全員が自分の金じゃないという意識(=集まった税金は誰か他人の資金という意識)なので、なかなか無駄遣いをやめません。 むしろ「俺が苦しいのだ、誰かの金を、俺に回せ!」と全員が思います。 しかも、国は国債という悪魔の手段を使えます。借金に借金を重ねることが

    kgbu
    kgbu 2009/06/05
    米国や日本で、グローバル企業がtax havenを使って脱税していたのをキチンと課税しようという流れがあるらしい。バラマキ財政の尻拭いできるのだろうか?企業側の防衛もおもしろそうだ。
  • 業界批判:ウォールストリート不要論? | ウォールストリート日記

    先日書いたAIGに関するエントリーに、数日の間に多くのコメントを頂きました。その多くは、ウォールストリート全般と、その報酬や従業員の態度に対して批判的なものでしたが、これは世論の主流を反映していると思います。 4月4日のEconomistの表紙は、フランス革命の民衆を導く自由の女神が「金持ちを倒せ」というプラカードを持っているものでした。これはロンドンで開催されたG20金融サミット時に発生したデモにより、銀行に対する投石が起こったことなどを反映しての事かと思いますが、公的資金で救済された金融機関が高額のボーナス支払いをした問題は、大きな波紋を広げているようです。 このEconomistの記事「The rich under attack(金持ちへ非難集中)」の内容は、「金持ちが勝ち組・負け組がはっきり分かれる社会を作り出した」、「バンカーやファンドマネージャーは何の役にも立っていない」という

    業界批判:ウォールストリート不要論? | ウォールストリート日記
    kgbu
    kgbu 2009/04/13
    結論は普通。自分は単純なmarket makeや保険に関しては不要だと思う。昔ながらの投資銀行の業務は有用だと思うが、それとて現在の高給につながるものではないんじゃないかなぁ。greedが変革の原動力ってのはわかるけど。
  • ブラックスワンのない世界に向けての10原則 厭債害債(或は余は如何にして投機を愛したか)

    ”Ten principles for a Black Swan-proof world”(FT4月8日付より) 「Black Swan」や「まぐれ」で有名なNassim Nicholas Taleb氏がFTに書いてました。 1. 脆弱なものはそれが小さいうちにつぶせ (現代では大きな組織に大きなリスクが隠されやすくなる。Too big to failなどという開き直りを未然に防ぐということです。) 2. 損失の社会化と利益の私物化を組み合わせるな (この組み合わせは資主義と社会主義の悪いところの組み合わせですね) 3. 目が見えないのにスクールバスを運転していたやつ(そしてぶつけたやつ)には新しいバスを運転させるな (これまでえらそうなことを言っていても、システム崩壊を未然に防げなかった学界、規制当局、中央銀行、政府役人、エコノミストを擁する多くの組織などへの厳しい非難です) 4. イ

  • 銀行なんぞ勝手に潰れてろ - 今日の覚書、集めてみました

    Let banks fail, says Nobel economist Joseph Stiglitz (銀行なんぞ勝手に潰れてろ、とノーベル経済学賞受賞者ジョセフ・スティグリッツ) By Ambrose Evans-Pritchard in Davos Telegraph:02 Feb 2009The Government should allow every distressed bank to go bankrupt and set up a fresh banking system under temporary state control rather than cripple the country by propping up a corrupt edifice, according to Joseph Stiglitz, the Nobel Prize-winning e

    銀行なんぞ勝手に潰れてろ - 今日の覚書、集めてみました
    kgbu
    kgbu 2009/02/03
    預金保険がちゃんとしているなら、銀行は潰れてくださって結構。個人をも守るのはモーゲージ融資を国がやればよい。という正論。銀行は断末魔だけど、あんまり金を欲しがると、結果としてこうなる可能性はあるよな。
  • The Theory of Corporate Finance - 池田信夫 blog

    著者のもとで博士課程にいた研究者の話によると、著者は「普通の人の10倍のスピードで仕事をする」そうだ。もちろん質も高く、彼の書いた産業組織論の教科書やFudenbergと共著のゲーム理論の教科書は、いずれも古典である。書も、企業金融や企業統治の教科書の世界標準となるだろう。まだ第1章「企業統治」しか読んでないが、最近の出来事と少し関連がありそうなので、紹介しておく(一部は版元のホームページからダウンロードできる)。 著者の立場は、いかにして企業価値を最大化し、それを株主に還元させるかという「狭い意味での企業統治」を論じるものである。「ステークホルダー」とか「社会的責任」などの問題は、契約や法で解決すべきで、企業経営にそういう色々な利害関係者を入れると、利益相反が生じやすい。 経営者のモラル・ハザードを防ぐには、ストック・オプションのような形で株主と経営者の利害を共通にする方法と、モニ

    kgbu
    kgbu 2009/01/24
    経営者が(株主にとって)まっとうに仕事をするための要件を整理してあるらしい。
  • End of the Financial World? | ウォールストリート日記

    2008年は、米国債と金を除く世界中の主要な市場が大暴落する、歴史的な年になりました。世界の金融界をリードしていた“はず”のウォールストリートを震源地とした未曾有の金融危機は、世界中の投資家の自信を喪失させ、また金融来の機能である「資金の融通」も滞って、実体経済も急激に冷え込んでしまいました。 2009年は、そんな混乱の中で始まりましたが、NY Timesの年初(1月3日)のOP-ED、「The End of the Financial World as We Know It」の中で寄稿者は、「世界は、アメリカ金融界への自信を“ほぼ”喪失してしまったようだが、まだ修正のチャンスはある。では“何が”修正されるべきだろうか」という問いかけをしていました。 このOP-EDに寄稿したのは、後にLTCMを立ち上げたJohn Meriwether氏が率いた元ボンド王国Salomon Brothers

    End of the Financial World? | ウォールストリート日記
    kgbu
    kgbu 2009/01/20
    金融危機の原因、対処についてのまとめ。ポイントは1)短期の株価動向にまどわされない2)格付け機関の見直し3)CDSの発行体の支払い能力規制4)銀行の規制見直し5)大きすぎる銀行の解体6)天下り禁止
  • 東証とヤクザマネー - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    これはないぞ・・・ 東証、年内限り4割下げ 上場廃止基準、大証なども足並み 東京証券取引所や大阪証券取引所など全国6カ所の証券取引所は13日、時価総額が一定額を下回った企業を上場廃止にするなどの基準を今月末から年内いっぱい緩和すると正式発表した。株価の急落で基準に抵触する企業が急増していることに対応する。 東証は市場第1部と2部の上場銘柄を対象に、月末または月中平均の時価総額が10億円を下回った場合、原則として9カ月の猶予期間中に回復しないと上場廃止にする仕組みを導入している。新しい基準ではこれを6億円未満に引き下げる。(07:00)  日経さんより 詳しくは調べていただくとして、いわゆる「J2落ち」は20億ルールが10億に引き下げられ、上場基準そのものも引き下げられている。 マザーズにいたっては5億→3億だよ。 ただでさえ、100円未満株は怪しい取引の宝庫になっているのだ。 現実的に80

    東証とヤクザマネー - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 
    kgbu
    kgbu 2009/01/16
    上場落ちによる投資家のインパクトをもちっと知りたくなった。手続きが面倒だから、とか、上場企業保護、ってのは、(本来は)投資家保護よりプライオリティ低いはずだから。
  • とんでもないサンタクロース - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    バーナンキがクライスラービルの上からサンタの衣装を着てドルをばら撒いたりして・・・と冗談で書いたらほんとにやっちゃたよ。 どうも世間的には認識が甘すぎるように思う。 FRB、GM金融会社の銀行持ち株会社化を承認  【ワシントン=大隅隆】 米連邦準備理事会(FRB)は24日、ゼネラル・モーターズ(GM)の金融関係会社で自動車ローンなどを手がけるGMACの銀行持ち株会社化を承認すると発表した。大株主であるGMとサーベラスの出資比率引き下げの実施も求めている。これにより、同社は公定歩合での貸し出しが受けられるようになり、資金調達が安定化する。 (08:15)・・・・日経より 朝から実にとんでもないニュースが飛びこんできた。前にもこれは理論的には救済可能だが、完全にルール違反だ、と書いてきたこれ・・・GMACの銀行化を容認してFRBの傘下に入れ銀行と同じ扱いにしてしまうこと・・・が実現してしまうよ

    とんでもないサンタクロース - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 
    kgbu
    kgbu 2008/12/26
    GSやモルガンが銀行になっちゃったのとどう違うのか。FRBの権益拡大、というか、議会の承認待ちが嫌ってだけではないかとも思うけど、米ドルの信認問題という意味では確かにヤバイかも。
  • ブログ版/不動産業界の歩き方 倒産予定日

    kgbu
    kgbu 2008/12/20
    倒産しても債権者が企業(取立てがサラリーマン)なら、この年末がトンズラのねらい目、なんですか。確かに。
  • ちぎっては投げ:ニッセイ基礎研の不動産投資市場のレポート - livedoor Blog(ブログ)

    kgbu
    kgbu 2008/12/15
    かなりメジャーなところから、不動産投資、REITの問題点が公開されたとのこと。都心一等地の商業地価が半値という報告もショッキング。
  • 差し押さえバトル絵巻 サブプライム問題は結局何処へ向かうのか?

    外国株ファンのコミュニティーです。海外投資の最新のネタをどこよりも早く紹介します。カジュアルでわかりやすい記事を書くよう心がけます。皆さんが投資を考える上でヒントになれば幸いです。なお管理人の立場上、ここに書かれる意見には諸々のバイアスがかかっています。またここに登場する銘柄は推奨ではありません。

    差し押さえバトル絵巻 サブプライム問題は結局何処へ向かうのか?
    kgbu
    kgbu 2008/12/14
    財務省も匙を投げたサブプライム問題の爆心地。「なぜうまく解決できないのか」についてのまとめ。とはいえ、これは最初からわかっていたことで、簡単に解決できると思ったワタシが悪いのかも(汗
  • グローバルな逆淘汰 - 池田信夫 blog

    スペンスの金融危機についてのエッセイが、PIMCOのサイトに出ている。彼の処方箋は、第一に金融システムのtight couplingを是正し、決済機能と仲介機能を区別して規制すること、第二に危機管理をルール化し、tail riskが生じた場合に自動的に発動できるようにすることだ。 これはもっともだが、規制強化だけで問題が解決するとは思えない。全世界の金融機関を厳重に監視することはできないし、やりすぎると彼らはオフショアに逃れるだろう。へたをすると、SOX法のように有害無益な過剰規制になる。むしろスペンスが重要な業績を上げた情報の非対称性の問題として、原理的に考え直したほうがいいだろう。 伝統的な金融理論では、商業銀行に代表される「間接金融」は投資家が情報劣位にある場合の古いシステムで、企業の財務情報が開示されれば投資家がリスクもリターンもとる「直接金融」のほうが効率的だということになっ

    kgbu
    kgbu 2008/12/02
    自律的な信用保全の仕組を維持するには、与信する機関がリスクをとるようにすればいい。格付け会社がリスクフリーだったことがモラルハザードを生んだ。逆にいえば、信用の膨張の限界は以前より下がるってことだろう
  • 駒大の運用失敗 - 漂流する身体。

    久しぶりにデリバティブで大損した人を見た。しかも投資家は大学である。 ○駒沢大が154億円損失 金融危機で資産運用に失敗 駒沢大(東京都世田谷区)が資産運用を目的としたデリバティブ(金融派生商品)取引に失敗し、約154億円の損失を出していたことが19日、わかった。穴埋めのため大学キャンパスの土地や建物を担保に、銀行から110億円の融資を受ける。同大は17日に調査委員会を設置、文部科学省は詳細な報告を求めている。 駒大と文科省によると、昨年度、外資系金融機関と「金利スワップ」「通貨スワップ」の取引を計約100億円で契約した。しかし、金融危機で円高が急速に進んだ今夏以降に含み損が膨らみ、証券会社が追加の担保を求めてきたため、10月末に取引を解約。損失額は約154億円に上ったという。 ■出典:MSN産経ニュース このデリバティブとは、記事には金利スワップと通貨スワップと有ったが、プレーンなもので

    駒大の運用失敗 - 漂流する身体。
    kgbu
    kgbu 2008/11/21
    保険をモデルにした、CDSの分かりやすい話。どうしてそんな投資が決定されたのかについても、興味深い推測あり。
  • 投資銀行ビジネスモデルの弱点

    「にわかリーマン評論家」であるとしても、テレビで短時間のコメントをするだけではつまらない。少しは理屈をこねないと気分が出ない。楽天証券のホームページの私の連載「ホンネの投資教室」に、「ビジネスモデルとしての投資銀行の終焉」と題したレポートを書いた。 以下は、そのレポートの一部分で、投資銀行のビジネスモデルを要約した部分だ。(全文は楽天証券のホームページで無料で見られます。良かったら、ご一読下さい) =============================== リーマンブラザーズのような投資銀行のビジネスモデルでは、(1)市場から資金を調達し、(2)多くの場合レバレッジを掛けて、(3)リスク商品への投資/トレーディングを行う、というものだ。加えて、(4)トレーダーから経営者に至るまで、成功報酬のシステムで処遇されるので、彼らには、取れる限り最大限のリスクを取る経済合理的なインセンティブがあ

    kgbu
    kgbu 2008/09/19
    銀行の金庫に博打打を呼び込んでもいいのだろうか。というのはこれからの10年ぐらい、頭痛の種になりそうな予感。企業に倫理をどう持ち込むか、も、頭痛の種なのかもだけど。[コンプライアンス不況]
  • テクノロジー : 日経電子版

    電通、三菱UFJ信託銀行など大手企業が相次ぎ参入を表明する「情報銀行」。ここに挑むベンチャー企業がDataSign(東京・渋谷)だ。同社の太田祐一社長は情報銀行という言葉が生まれる…続き 中部電力が「情報銀行」参入へ 電力データを活用 [有料会員限定] 「情報銀行」説明会に200社 データ流通の枠組み始動

    テクノロジー : 日経電子版
    kgbu
    kgbu 2008/05/02
    行政はカネを払ってでもメディア切り替えをしないといけなくなるだろうという話。まぁ、どっちに転んでも業者は儲かる。バラ撒きしたって財源は税金だし、天下り先は儲かるしで、いいことずくめ(笑
  • 現代の金融政策 - 池田信夫 blog

    現職の日銀総裁が、その手の内を明かすことはまずないが、書は期せずしてそういうになった。ファイナンス業界のみならず、経済学業界にも必読書だろう。分量は多いが、内容はそう高度ではない。むしろ日銀の実務や、金融政策の目標・効果などを網羅した教科書だ。私は金融政策プロパーにはあまり興味がないので、第Ⅵ部「近年の金融政策運営をめぐる論点」だけを拾い読みしてみた。 全体としては、日銀の「流」的な考え方に近い。基的に金融政策というのは受動的なもので、リアルな経済の変動を緩和することはできるが、バブルを防ぐこともできないし、その崩壊を止めることも期待しないでほしいという立場だ。特におもしろいのは、経済学者の批判するバブル崩壊後の金融政策がテイラー・ルールにほぼ沿っていたという反論だ。 1989年に日銀が行なった利上げを、日経新聞が「自分勝手な利上げ競争は回避せよ」などと3度にわたって批判した社

    kgbu
    kgbu 2008/04/19
    現日銀総裁が著した金融政策の本の紹介。とはいえ、実務では本では捨象されていたことも引き受けるわけで、書いたことをそのまま実行するわけもないけど。バブルの予防には金融機関監督が大事だという認識は重要かも
  • 人生という相場に向き合う方法 - マーケットの馬車馬

    長い間ブログを放り出してすみません。私事の高波に押し流されていました。その間に和魂洋才シリーズのメモをなくしてしまい、それに凹んで更に更新が遅れたのですが。現在暇を見つけて少しずつ再構成中なのでもう少しお待ちください(色々なことを書く予定なので、どういう順番に書いていくのかが結構問題なんです。一部の説明は他の理解を前提にしていたりしますので)。 そこで、正月に書き損ねた話題を改めて書いてみようと思います。どこで誰が書いていた話題だったかは忘れましたが、「努力したって成功するとは限らないのだから、努力したってしょうがない」または「努力すれば何とかなるとか言う妄言にだまされるな」とか、大意そんな感じの発言をその当時頻繁に見たような気がします。当時はしょうもないことを、と思って読み流したわけですが、色々考えると結構難しい問題をはらんでいそうなので、少し書いてみようと思います。 人生のリスクとコス

    人生という相場に向き合う方法 - マーケットの馬車馬
    kgbu
    kgbu 2008/03/03
    生命保険は存在するが、不景気保険みたいなものは成り立ちがたい、っていうあたりはおもしろかった。モラルって弱いのね(笑 まぁ、それ以前に、人間はアニマルスピリットを捨ててないって所も押さえたいかも。