日本を甦らせる政治思想~現代コミュニタリアニズム入門 (講談社現代新書)作者: 菊池理夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/19メディア: 新書 ■本書の目次第1章:批判や誤解に答える第2章:コミュニタリアニズムとは何か?第3章:共通善の政治学第4章:現代の政治理論との関係と影響力第5章:家族と教育第6章:地域社会第7章:経済政策と社会保障第8章:国家と国際社会 ■全体的な感想 日本では数少ないコミュニタリアンの一人である著者が、何かと誤解の多いコミュニタリアニズム思想について概説する入門書。非常に読みやすく、特に第2章「コミュニタリアニズムとは何か?」は何度も読み返すだけの価値がある。しかし「おわりに」で本人も言っているように*1、コミュニタリアニズムを代表しているというよりはあくまでも菊池理夫という一人のコミュニタリアニズムの思想を中心にしているため、偏りは見られる(特